ツートンカラーのベゼルが諦められず
白に加えて赤と黒のベゼルも作ってもらう
watchXは3個あるボタンを押して操作する頻度にもよるが、筆者の感覚では、USB/ACアダプター経由で満充電後、1日に何回かボタンを押して現在時刻を表示させるだけでも、約2日~2日半くらいの稼働が精一杯のようだった。
しかし、筆者的には絶対に腕時計ショップやネット通販では見かけることのない、風変わりなデザインとメカニカルな変態度120%の仕上がり感は、何物にも代えがたいレアで楽しいモノだった。
そして、ベゼルは最終的に筆者の個人的カラーリングの好みで、赤と白のツートンカラーのベゼル。そしてボタンは黒というかなり贅沢なデザイン変更を行ない、再度、3Dプリンターでの印刷をお願いした。
最終的に、白、黒、赤の各カラーで3セットぶんのwatchXのベゼルが揃ったので、いろいろ考えた結果、ベースが白、トップが赤、ボタンが赤と黒のファンシーな組み合わせとなった。イメージが決まれば、安心して使えるように、ベゼルの上下を瞬間接着剤でくっ付けてwatchXを完成させた。
筆者は趣味の衝動買いライターであり、決して腕時計ライターではない。単に個性的な腕時計が好きな筆者は、過去においては、腕時計業界だけの動向や商品を見ることが多かった。しかし、スマートウォッチが登場した数年前からはテクノロジー業界も漏れなく見ないと、素晴らしいガジェット腕時計を衝動買い損ねる悲しい時代になってきた。
これからの時代は、もっと上流にさかのぼってコンポーネントの世界まで首を突っ込まないと、格好の衝動買いアイテムを逃すかもしれない時代のようだ。
しかし、新しいこの世界では、ハードウェアエンジニア的器用さとプログラミングスキルの両方が同時に求められそうだ。そのいずれもがいつまで経っても身につきそうにない筆者の場合は、気さくで優秀な理系の友人の存在がすべてであることは変わりない。
来るべき時代、何も持っていない人が、自分の楽しいガジェット趣味を極めるには、支援してくれる友人の優秀なチカラが一番大事であることはこれからも変わりないだろう。「他力創発」の考え方はいつの時代も変わらない。
今回の衝動買い
アイテム:「watchX」
・購入:スイッチサイエンス
・価格:1万692円(税込)
T教授
日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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