このページの本文へ

Netflixなどで4K HDRコンテンツを鑑賞するのなら4K OLEDモデルが最適!

4K OLEDでシアター級の映像体験を、15.6型ノートPC「New XPS 15」で

2019年08月22日 11時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●八尋/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「New XPS 15」

 デルが販売する15.6型ノートパソコン「New XPS 15」には「Core i5-9300H」(4コア、2.40~4.10GHz)、「Core i7-9750H」(6コア、2.60~4.50GHz)、「Core i9-9980HK」(8コア、2.40~5.00GHz)の3つのプロセッサーを搭載するモデルが用意されている。コンシューマー向けフラッグシップであるNew XPS 15はいったいどのぐらいのパフォーマンスを備えているのだろうか?

 今回は、Core i7-9750H、GeForce GTX 1650、16GBメモリー、256GB SSD搭載し、ディスプレーは4KOLEDを採用する「New XPS 15 プラチナ(4K有機EL・大容量メモリー搭載)」でベンチマークを実施してみた。

すべての処理の土台となるCPUパフォーマンスは?

 まずはCPUパフォーマンスから検証してみよう。計測に使用するのは「CINEBENCH R15」だ。結果はCPUが「1174 cb」、CPU(Single Score)が193 cb、OpenGLが115.55 fps。「Core i7-8565U」(4コア、1.80~4.60GHz)を搭載した兄弟モデル「New XPS 13」のCPUスコアが過去記事で「744 cb」だったので、New XPS 15はその約1.58倍の処理性能を備えていることになる。

「CINEBENCH R15.0」のCPUは「1174 cb」、CPU(Single Score)は193 cb、OpenGLは115.55 fps

ゲームやクリエイティブアプリに効く3Dグラフィックス性能は?

 3Dグラフィックス性能は「3DMark v2.9.6631」で計測した。結果はTime Spyが3592、Fire Strikeが8004という結果だった。高性能なゲーミングノートPCには及ばないが、フルHD、標準画質であれば、最新3Dゲームを快適に遊べるパフォーマンスを備えているといえる。

「3DMark」のTime Spyは3592

「3DMark」のFire Strikeは8004

OSやアプリの体感速度に大きく寄与するストレージ速度は?

 ストレージ速度は定番ベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.2」で計測を実施した。結果はシーケンシャルリード(Q32T1)が3049.6MB/秒、シーケンシャルライト(Q32T1)が1736.6MB/秒と、ノートとしてはトップクラスの読み書き速度を記録した。本製品のSSDには「WDC PC SN720 SDAQNTW-256G-1001」が搭載されていた。グレードの高いSSDが搭載されているだけに、ストレージ速度に不満を感じることはないはずだ。

「CrystalDiskMark 6.0.2」のシーケンシャルリード(Q32T1)は3049.6MB/秒、シーケンシャルライト(Q32T1)は1736.6MB/秒

モバイル用途に活用できるバッテリー駆動時間を記録!

 どんなに高速なノートPCでもバッテリーが切れたら何の役にも立たない。そこでバッテリー駆動時間を「BBench」で計測してみたが、ディスプレー輝度50%で10時間51分33秒、ディスプレー輝度100%で7時間49分13秒動作した。消費電力が高いといわれてきたOLEDディスプレーを搭載するモデルで、ディスプレー輝度50%とはいえ11時間に迫るバッテリー駆動時間を記録したことは正直驚いた。15.6型と大きなディスプレーを搭載しているNew XPS 15だが、ACアダプターなしでも長時間外出先で利用できるだけのスタミナ性能を備えているといえる。

New XPS 15には、設計容量9万7003mWhのバッテリーが搭載されている。これは一般的なモバイルノートPCの2倍近い容量だ

1台ですべての仕事、娯楽をまかなうならNew XPS 15は検討すべき存在

 15.6型ディスプレーを従来の14型クラスのボディーに搭載し、プロセッサーは6コアのCore i7-9750Hや8コアのCore i9-9980HK、ディスプレーは4K OLEDが選択できるNew XPS 15は、フラッグシップにふさわしいハイスペックモデルだ。そして個人的には、プロフェッショナル用途に活用できるようにフルサイズのSDメモリーカードスロットをはじめとした新旧インターフェースが網羅されている点を高く評価したい。

 毎日携帯するなら11~13インチクラスのノートパソコンがよいだろう。しかし1台のノートPCですべての仕事をこなし、エンターテインメントを堪能したいのであれば、New XPS 15は検討すべき存在だ。

試用機の主なスペック
機種名 New XPS 15
CPU Core i7-9750H(6コア、2.60~4.50GHz)
グラフィックス GeForce GTX 1650(4GB GDDR5)
メモリー 16GB(DDR4-2666)
ストレージ 256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(3840×2160ドット)、4K OLEDディスプレー
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ax)、Bluetooth 5.0
インターフェース Thunderbolt 3(USB PD、Display Port対応)×1、USB 3.1 Gen 1×2、HDMI 2.0×1、3.5mmヘッドセットジャック×1、SDカードリーダー×1
サイズ/重量 357×235×11.2~17mm/約2kg(97WHrバッテリー搭載)
OS Windows 10 Home(64bit)

■関連サイト

ASCII.jpおすすめパック
製品ラインナップ
インテルバナー