大きな違いは進化したベルト
12月に発売されたモデルと大きく違うのは、ケースのカラーとベルトの素材。ケースの素材はステンレスと同じだが、カラーは12月のモデルがブラックもしくはシルバーだったのに対して、チタングレーとなっている。チタン自体に特定の色があるわけではないのでイメージしにくいが、つや消しのブラックといったところ。
ベルトに関しては12月のモデルがブラックはシリコン、シルバーは表がレザーで裏面がシリコンを採用。今回の新ラインアップではダークグリーンとオレンジの2色展開。素材はシリコンではなく、フルオロエラストマーを採用している。フルオロエラストマーはApple Watchのスポーツモデルに付属しているバンドにも使われている素材。
シリコンよりも耐久性があり、かつ手触りも良い。12月に発売されたブラックのシリコンバンドと比べると、フルオロエラストマーのほうがコシのある感触でより高級感も感じられる。
手に持ってみると、見た目のデザインから受ける印象よりは軽く感じる。腕に装着してみても不快さはない。ただ手首をちょっとひねった時にケースの重みを感じるときがある。
いわゆる時計メーカーの時計ではあまり感じない感覚ではあるので、このあたりの微妙の仕上げの違いが時計メーカーの技術や知見、歴史などの差にでているようだ。とはいえ微妙なわずかな感覚なので、普段使うぶんにはまったく問題はない。