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世界のベンチャーと日本市場をつなぐNTTデータのグローバルオープンイノベーションコンテストのバックアップ体制を探る

特集
「NTTデータ 豊洲の港から」イベントレポート

提供: NTTデータ

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クラウドピック社一問一答

——御社の取り組みを教えてください。

 センサフュージョン・コンピュータビジョン・深層学習といった技術によって店舗をデジタル化し、小売店(小売業)の競争力を高める会社です。

——今回、NTTデータと協業することで得られたことはなんでしょう?

 スタートアップにとって日本市場への進出には高い壁があるが、NTTデータと協業することで一気に突破することができました。また、NTTデータというブランドや顧客チャネル、決済プラットフォームも活用できます。

——NTTデータとの協業で変わったことはありますか?

 日本市場に対する可能性が広がったと感じます。また、日本ビジネスの優先度が高まり、時期も早まりました。

——グローバルオープンイノベーションコンテストに応募しようと思ったきっかけはなんでしょう?

 弊社もスケールフェーズに入ってきて日本市場に攻めようと思っていたところなので、強力なパートナーがほしかった。NTTデータのコンテストなら、グローバル展開できるんじゃないかと思って応募しました。

——応募して何か変わりましたでしょうか?

 コンテストでたくさんの人の目に触れたことで、一気に事業化に向けての環境が整い始めました。具体的には、東京でのグランドフィナーレ当日には事業部とのミーティングを行ない、事業化に向けての話がスタートしました。優勝してそれで終わり、ではなく、協業を実現することこそがコンテストの目的であることを実感しました。

——NTTデータとのコミュニケーションはいかがでしたか?

 NTTデータは巨大な企業なため意思決定のスピードが遅いのではという印象がありましたが、始めてみると迅速かつ柔軟に対応してくれました。大企業とは思えない柔軟さは嬉しい誤算でした。スピード感のある協業検討ができたのは、弊社の技術とNTTデータの課題感が合致したからこそですが、このコンテストはそのような合致が生まれやすい仕組みになっていると思います。また、NTTデータのオープンイノベーション部隊には協業アクセラレーターがいて、弊社とNTTデータ事業部の間に入り、円滑なコミュニケーションと迅速な事業化を下支えしてくれています。国をまたぎ環境も違う中で、アクセラレーターが弊社の技術や事業を理解したうえで、深くコミットして事業部との連携を後押ししてくれたのは助かりました。

——コラボレーションで意識が違うなと感じた点はありますか?

 NTTデータの事業部側も競争の激しい小売業界について危機感を持っていて、新しいことをやろうという気概を感じました。弊社の技術とNTTデータの課題感が合致したからこそ、このスピード感が生まれたのではないかと思っています。

——日本市場への進出についての感想は?

 本格的な進出はこれからですが、展望は明るいと感じています。

——今後、目指したいことはありますか?

 これまでの協業検討の過程で、多くのビジネスアイデアが見つかりましたので、次はそれらを実現して行き、お互いのビジネスを拡大したいと思っています。中国の技術で日本の課題解決に貢献できるのも嬉しいです。

2019年3月14日に豊洲で開催された「Open Innovation Contest 9.0」グランドフィナーレでは、ククウドピック社のYuewei Li氏がプレゼンを行なった。

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