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スティックのり牙城崩壊!

CPUグリスと熱伝導シートの代用品をRyzen 9 3900Xで再探索

2019年08月18日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII編集部

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アルミホイル

どこの家庭にもあるアルミホイル

 紙がダメなら銅箔ならばOKだろうと考えた。ただ銅箔の入手性に問題があったので、どの家庭にもあるアルミホイルで試してみた。

 結果は上記の通り、無事に完走。やや温度は高いのだが、CINEBENCH R20もクリアしたため、代用品としては問題ナシ。またお手軽さはNo.1といえる。

 であれば、10円硬貨を挟むのもアリである可能性が高いのだが、リテールクーラーの場合、ネジで固定ではないため取り付けに問題があり、テストはしていない。バックプレートで固定するタイプであっても、バランスよく固定するのが面倒であるため、実用的とはいえない。

カットするだけ

 以上にように、熱伝導シートの代用品になりそうなものは、今回の場合ではアルミホイルのみとなった。それ以外はOCCT中に負荷がスタートするとともに計測終了してしまう残念な結果なのだが、スティックのりやジェルよりも、楽に設置できるアルミホイルは覚えておいて損はないだろう。

意外と代用品になるものは多いが……

 CPUグリスと熱伝導シートの代用品になりそうなものをテストしてきたが、意外と完走率が高い結果となっている。これはサーマルスロットリングの存在が大きく、性能を落として完走しているケースもあった。

 すでに触れたように、HWiNFO64ではサーマルスロットリングの突入を確認できなかった。ただコアごとの周波数の変化は確認している。とはいえ、それを掲載するとコア数が多いためグラフが破綻するので、CINEBENCH R20 CPU(Multi)のスコアで分類してみた。

 今回テストしたものを使用しての結果で計測は3回。3回の計測中に1回でもブラックアウトした場合は、完走せずという判定にした。

CINEBENCH R20 CPU(Multi)プリセット 室温27~28度
スコア 試料
7120前後 CPUグリス、ステックのり、日焼け止めクリーム、薬用デオドラント
6600前後 ロウソク。歯みがき粉、タイガーバーム、油性マーカー、わさび、HBえんぴつ、アルミホイル
3500前後 コピー紙、紙製ウエス、あぶらとり紙、ASRockのエンブレムシール、ジサトラシール、ビニール
完走せず CPUグリス未使用、熱さまシート

 スコアは表のように分類され、CPUグリスのスコア7120前後を基準値としてみた場合、性能を発揮できたものは、スティックのり、日焼け止めクリーム、薬用デオドラントとなった。

 6600前後のスコアに属するグループがもっとも多いのだが、室温次第でスコアアップの可能性がある。ただ温度が高い傾向にあるモノが多く、その場しのぎに留め、CPUグリスを早急に用意したほうがいい。

 スコア3500前後のグループはOCCTでは即計測終了だったが、CINEBENCHは完走している。スコアの大幅な低下から、急ぎの作業をするには厳しいのだが、調べ物程度であれば耐えるだろう。

 またスコアで見れば、数世代前のハイエンドCPUよりも高いのだが、コピー紙の場合で見ると、ギリギリ100度を超えていない状態が続いていたので、実用的とはいえないし、緊急回避用として厳しい。また室温が30度を超えている場合は、起動すらあやしいと思われる。

 といったことから、スティックのりが無難ではあるのだが、お手軽さでいえばアルミホイルがあり、また日焼け止めクリーム、デオコも強い。選択肢が増えた形であるため、うっかりCPUグリスを買い忘れたり、CPUグリスがガピガピになっていたりしたときは、もっとも手間の少ないアルミホイルから試してみるといいだろう。もちろん、自己責任の精神で。

オマケ。お腹が空いたのでベーコンを焼こうと思ったのだが……

マザーボード側のCPU保護機能オンでは、デスクトップの表示が限界で、ろくに焼けなかった

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