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サプライズだらけだったサムスン「Galaxy Note10」発表会を振り返る

2019年08月10日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

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Galaxy Noteシリーズのアイデンティティー
Sペンにジャイロセンサーも搭載

 Galaxy Noteシリーズといえば専用のスタイラスペン「Sペン」が使えることが他のスマートフォンとは大きな違いだ。Galaxy Note10、Note10+ではそのSペンをさらに進化させ、手書きした文字のテキスト化をワンタッチでできるようにした。なお、この機能はGalaxy Tab S6にも搭載されている。対応言語は62ヵ国語で日本語にも対応。内蔵アプリ「Samsung Notes」に手書きした文字をタップするだけでテキストに変換し、さらにWordやPDFファイルへの変換もできる。

手書きで文字を書いた後、ワンタッチでテキスト化できる

Sペンの手書き機能はGalaxy Tab S6でも利用可能

 またGalaxy Note9ではSペンにBluetoothが搭載され、Sペンのボタンを押すとカメラのシャッターが切れるなどのリモコン機能が搭載された。Galaxy Note10/Note10+ではSペンに6軸のジャイロセンサーが追加され、上下、左右、回転の動きでカメラなどをコントロール可能になった。このSペンの動作についてはSDKが公開され、サードパーティーのアプリでもSペン操作に対応させることが可能だ。

Sペンのリモコン機能は「ボタン押し」に加え、Sペンを振る動きに対応

Sペンの上下でカメラの切り替え、回転でズームの倍率変更などができる

 カメラ性能は16メガピクセルのウルトラワイド、12メガピクセルのワイド、12メガピクセルの望遠を搭載。Galaxy Note10+はさらにVGA画質のTOFカメラを追加したことで、ボケ写真だけでなく動画にもボケのエフェクトをかけられる。

Galaxy Note10/Note10+のトリプルカメラ構成。Galaxy Note10+はTOFカメラも備える

動画でもボケを自由にコントロール可能だ

 動画撮影中にズームを利かせると、マイクの指向をカメラの中央に向けることができる。通常の動画撮影時は周りの音を広く拾い、ズーム時は撮影対象の音量を上げることができるというわけだ。たとえばステージ上のピアノ演奏を録画するとき、ズームでピアノをアップしながらピアノの音もより大きな音で録音できる。そして撮影した動画を手軽に編集してシェアしやすいように、使いやすい機能を搭載した動画エディタも搭載される。

動画撮影時はズームに合わせてマイクの指向性も集中させることができる

動画エディタはペンを使い複数の動画クリップを簡単に加工編集できる

 さらにはカメラのAR機能も強化。写真にイラストや文字を手書きして、Galaxy Note10本体を左右に動かすとそのイラストも写真と一緒に動いてくれる。簡易的なARコンテンツを作ることができるのだ。さらにはTOFカメラを使うことで、Galaxy Note10+は3Dスキャナ機能も搭載。ぬいぐるみなどを簡単にスキャンして取り込み、これを写真に貼り付け動かすことができる。

カメラのAR機能も強化。書いたイラストが写真と一緒に動く

3Dスキャンも可能。スキャン後は写真に貼り付けることもできる

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