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オーディオメーカーとしてのアップルの底力を感じる

アップル本気 スマートスピーカー「HomePod」日本登場実機レビュー

2019年08月13日 12時05分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●飯島恵里子/ASCII

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上部に高偏位ウーファー、中央に6つのマイクロフォン、下部に7つのビームフォーミングツイーターが内蔵されている。ツイーターにはそれぞれ専用のアンプが搭載されているとのこと

シンプルな外観から想像つかないほどのテクノロジーの集合体

 HomePodのデザインはシンプルだが、その中身は外観から想像つかないほどのオーディオテクノロジーの集合体だ。高さ172mm、直径142mmのコンパクトボディーには、上部に重低音を担当する上向き配置の高偏位ウーファーが、下部には7つのビームフォーミングツイーターが配置。そして中央には6つのマイクロフォンが内蔵されている。



 6つのマイクロフォンは音声認識の際にノイズキャンセリング機能に利用されるため、大音量で音楽を再生していても、大きな声を出さずにSiriに話しかけられる。またこの6つのマイクロフォンは「空間認識機能」で部屋の形状を認識し、壁や天井の反響なども考慮に入れた立体音響を実現するという。設置すると約9秒で空間を認識し、約15秒で環境に合わせた音の最適化が完了するとのことだ。

 なおプロセッサーには、アップルが開発した「A8チップ」が採用されている。元々は「iPhone 6/6 Plus」に搭載されていた、2コア、1.4GHz動作のSoC(システムオンチップ)だ。最新世代のプロセッサーではないが、スマートスピーカーには十二分以上のパフォーマンスを備えている。

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