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令和の夏休みはゲームでさらにアツくなれ! 第3回

この夏オススメのMMORPG向けゲーミングヘッドセットとゲームタイトル

2019年08月18日 12時00分更新

文● Kei-D

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 ゲーミングデバイス特集第3回は、これからMMORPGを始めようという人のために「ゲーミングヘッドセット」について触れていく。トコトン楽しむためには没入感を得ることが重要であり、それを与えてくれるのは映像と音楽に他ならない。

 綺麗なグラフィックを楽しむためには、より高性能なPCパーツやディスプレーが必要だ。しかし音もまた重要であり、良い音質を得るためには高性能なヘッドセットが必要不可欠だ。

 また、時には友人やゲーム内の仲間たちとボイスチャットでコミュニケーションを取りながらプレイし、高難易度のダンジョンやボスに挑むことが最近のプレイスタイルとして多く見られる。

 そのため、マイク機能の付いているヘッドホンを使用することも必要になってくるので、必然と「ゲーミングヘッドセット」を選択する必要がある。

 ヘッドホンからヘッドセットに表記が変わるのはマイク機能の有無によるものなので、ゲーミングヘッドホンと表記されることもあるし、どちらでも間違いではない。なお本稿では、市場での表記が多いほうに合わせてゲーミングヘッドセットと統一して表記する。

 そして今回はそのゲーミングヘッドセットを使ってプレイしたいMMORPGも合わせて紹介する。

遅延を嫌うなら有線接続
ケーブルを嫌うならワイヤレス接続

 ゲーミングヘッドセットを選ぶ際にまず注目したいのが、使用する際の接続方法だ。「有線接続」と「ワイヤレス接続」の2種類があり、両タイプともメリットとデメリットがある。

 まずはそれについて解説していくので、どちらが自分のプレイ環境に合っているか考えてほしい。

 有線接続は、電池残量を気にしなくて良いのが最大のメリットだ。バッテリーが非搭載なので本体を充電する必要がない。

 デメリットは、ケーブルの長さの範囲でしか使用できないので、画面から離れて使いたい人には不向きだ。また、コードが絡まる可能性もあるので断線のリスクもある。

 ゲームをする際の自分の行動範囲が決まっていて、何時間も連続でプレイする人におすすめの接続方法だ。

 一方ワイヤレス接続は、受発信用の無線USBアダプターで接続するためケーブルが不要なので絡まる恐れがない。無線通信の範囲内であれば離れての使用が可能だ。

 また、現在は「aptX-LL」という低遅延のワイヤレスシステムがある。この技術はプレイステーション4のコントローラーなどにも使われており、同規格のアダプターとヘッドセット同士、または同等の受発信USBアダプターとヘッドセット同士であれば低遅延での使用が可能だ。

 デメリットは、バッテリーを搭載しているため有線のものに比べて本体が重くなることだ。当然充電が必要なのでワイヤレス接続での連続使用時間が限られている。充電しながらの使用も可能だが、基本的にはコードレスの便利さを体感したい人におすすめの接続方法だ。

 どちらの接続方法も一長一短なので、単純にどちらの接続方法を使いたいかで製品を選ぶといい。

サラウンド機能も重要
付属のソフトウェアにも注目しよう

 次に注目すべき部分はサラウンド機能だ。一般的に、5.1chや7.1chのような表記があるヘッドセットがサラウンド機能搭載モデルであり、チャンネル数が大きいほどリアルなサウンドで聞ける。

 サラウンドとは「囲む」という意味で、スピーカーなどで囲むような技術的機能のことをサラウンド機能と言う。

 たとえば、映画館やホームシアターのサラウンド機能は物理的な多数チャンネルスピーカーによるものなのに対し、サラウンドヘッドホンやヘッドセットは人に錯覚を起こさせるソフトウェア的なサラウンド機能だ。

 チャンネル数が多いほど臨場感が増す仕組みになっており、臨場感と立体感のある音を体感できる技術を「バーチャルサラウンド」という。特に7.1ch対応のヘッドセットは、後ろからの音も立体的に再生できる。

 そのため、聞こえ方に個人差はあるものの、通常のステレオヘッドホンなどに比べると音が360度から聞こえるように感じられ、音源の位置もはっきりと認識できる。

 また、付属のソフトウェアで各方向の音の強弱を変えられるなど、カスタマイズできるものを選ぶのも大事になってくる。プリセットが用意されていればその中から選んでもいいし、完全に自分の好みに調整してもいい。

バーチャルサラウンドでは、付属のソフトウェアで各方向の音の強弱を変えられるなど、細かくカスタマイズできるものがベスト

 加えて、気になる周波数帯域を調節してさらに没入感アップにつなげられるイコライザー機能もあるといい。これもプリセットが用意されていればその中から選んでもいいし、自分好みに調整してもいい。

Windowsの設定と違い、ヘッドセットに付属するツールのイコライザー機能はプリセットも豊富に用意されている

 音というのは、どうしても人によって聞こえ方や好みが異なってくる。低音域が好きでよく聞きたい、高音域が好きでよく聞こえてほしいなどといった要望に最大限応えられるようなソフトウェアが付属していれば、プリセットから自分の好みに近いものを選び、そこから細かく微調整を加えていける。

 Windowsの設定でもできるのだが、設定画面を出すまでに手間がかかる上に出し方も分かりにくい。いざ設定しようとしてもゲーミング用途でプリセットの名前が設定されていないためわかりにくい。

 その点、付属のソフトウェアを使えば設定画面を即座に出すことができ、プリセットも最初からゲームのジャンルごとに名付けて分けられているので、手間が省けたり迷うことなく使えるので非常に簡単で魅力的だ。ゲーミングヘッドセットを選ぶ際は、そういったところも踏まえて選びたい。

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