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プログラミング教育が不安な親のための超入門 ― 第2回

プログラミング教育に熱心な学校の見分け方

2019年08月05日 09時00分更新

文● 相川いずみ

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 2020年度から全小学校で始まるブログラミング教育についてわかりやすく解説しています。連載第2回は、学校での具体的な取り組みについて紹介していきます。

■プログラミングはどんな授業になるの?

 第1回では「プログラミングという教科ができるわけではない」ということを解説しました。では、学校のどの授業でどんなふうにプログラミングが取り入れられるのでしょう。

 2018年11月に文部科学省が公開した「小学校プログラミング教育の手引き(第二版)」では、小学校でのプログラミング教育の学習内容を4つに分類して解説しています。実際に授業をする先生方にとっては非常に重要なものですが、保護者はこういった詳細をほとんど知りません。この4つの分類を、簡単に説明すると以下のようになります。

A. 学習指導要領に例示されている単元で実施する

 「教科の学びを、より確実にするため」に、一部プログラミングを取り入れるものです。

 どの学年や教科、単元などを行うかを具体的に例示しています。たとえば、5年生算数の図形「プログラミングを通して、正多角形をかく場面」や、総合的な学習の時間で「情報技術を生かした生産や人の手によるものづくり」を研究課題として学習するものなどです。

B. 例示されていないが、各教科等の内容の中で実施する

 Aと同様に、教科の学びを目的にしていますが、学習指導要領に例示されていないため、学校や先生の判断である程度決めることができます。

C. 教育課程内ではあるけれど、各教科とは別に実施する

 A、Bと異なり、教科を学びを目的としているのではなく、プログラミング自体を楽しむ、プログラミング的思考を育む、コンピュータを活用するといったものになります。

D. クラブ活動など、特定の児童を対象に実施する

 代表的なものとしては、4年生から始まる「クラブ活動」などで、コンピュータクラブなどを設けて、プログラミングの活動をすることになります。

 こうして並べてみると、同じプログラミング教育でも、A、BとC分類では、目的も内容も大きく違うことがわかります。

 A、B分類は、「教科の中で、その単元の内容を理解するための補助的な役割」となるため、どうしてもプログラミングの比重は低くなります。逆にC分類ではプログラミングを主役としてじっくりと取り組めます。結果として、プログラミングにかける時間も異なってきます。小学校の授業時間45分の中に、これまでの教科の勉強をしつつ、プログラミングも取り込むとなると時間の調整も大変になります。そのため、教科書会社や教材メーカーは、効率よくプログラミングが取り入れられるよう、教科に特化したソフトや実験などの教材を提供しています。

「プログル」は、A分類の「教科の学び」に特化したプログラミング教材。プログラミング教育をこれから始める先生でもわかりやすく、扱いやすい教材になっています

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