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中国の宇宙実験室「天宮2号」が大気圏再突入、南太平洋に落下

Charlotte Jee

2019年07月21日 10時34分更新

記事提供:MIT Technology Review

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中国の宇宙実験室「天宮2号(Tiangong-2)」は、7月19日中に南太平洋上で大気圏再突入を試み、燃え尽きる予定だ(日本版注:本記事が米国で公開された後、中国当局の予定通り、米国東部標準時7月19日午前9時に軌道を外れて燃え尽きた)。

中国国家航天局(CNSA:China National Space Administration)によると、天宮2号は、軌道上での推進燃料の補給技術をはじめとする一連の科学技術実験を目的に2016年9月に打ち上げられた。 2016年10月には2人の宇宙飛行士が天宮2号を訪れておよそ1カ月を過ごし、宇宙空間での人間生理学の実験などを実施している。天宮2号は予定されていた2年の寿命をはるかに超えて地球を周回しており、まだ問題なく機能しているものの、いま軌道から外れようとしている。

天宮2号は7月19日(北京時間)に、推進装置(スラスター)に点火して地球周回軌道から離脱し、ニュージーランドとチリの間の太平洋上空の大気圏への再突入を目指す。

今回の天宮2号の軌道離脱のプロセスは、非常に慎重に計画されている。機体の大部分は大気圏中で燃え尽きるため、海に落ちるのはわずかな残骸だけとなるという。

望むらくは、天宮2号は、前の天宮1号よりも良い結果を出してもらいたいものだ。天宮1号は2018年4月2日に制御不能な状態で大気圏に再突入し、残骸が南太平洋上に落下した。オペレーターとの通信が途絶えてしまい、予想落下地点は二転三転してしまった(この天宮1号の大気圏再突入のイメージが上にある)。なお、中国は2020年に天宮3号を打ち上げる計画だ。

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