このページの本文へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第540回

一般販売がスタートしたPC貼り付けスタンド「MOFT」を衝動買い

2019年07月17日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

スタンドを弾くように起こして
そのままPCを机の上に置けば設置完了

 実際の使い方も、以前ご紹介したINVISIBLE LAPTOP STANDとまったく同じ。両手でモバイルPCを持ち上げて、両人差し指で底面にマグネットで一時的に引っ付いているスタンドを弾くようにしてスタンドを起こし、そのまま机の上に置けば完了だ。この操作にも両者の差はそれほど感じない。

 スタンドの高さや角度も、オリジナルMOFTもなんちゃってと同じく、約25度と約15度の2段階。前回のなんちゃってのレビュー時も同様だったが、この25度というかなりの急こう配がキー入力で使い良いかどうかは、筆者的には極めて疑問だった。

25度の角度で使用する場合。筆者的にはこの角度は不要だが、「スタンド!」と命令されて立って仕事をするタイプには良いのかもしれない

25度の角度で使用する場合。筆者的にはこの角度は不要だが、「スタンド!」と命令されて立って仕事をするタイプには良いのかもしれない

25度の角度を背面から撮影してみた。確かに立位でパソコンを操作するには使い勝手は良いかもしれない

25度の角度を背面から撮影してみた。確かに立位でパソコンを操作するには使い勝手は良いかもしれない

筆者がふだん気分転換でたまに使うのはこの15度の角度だ

筆者がふだん気分転換でたまに使うのはこの15度の角度だ

 フラットなやや前上がりのキーボードで操作上の問題や違和感のない筆者の場合、時に気分転換で使うのは15度の傾きが多い。最初にいちど25度の角度で設置し、次の動作で15度に再設定するので多少めんどうだ。なんちゃってもオリジナルMOFTも、形状も操作もは同じだ。

 実際に両者をThinkPad X390の底面に貼り付けてしばらく使ってみるとわかるのだが、薄くても3mm少々あるフラットである程度大きなサイズのモノを貼り付けると、対象となるモバイルPCによっては底面四角に付いているゴム足の高さを上回ってしまう場合がある。これは、なんちゃってモデルもオリジナルMOFTも同様だ。

オリジナルもMOFTの方はなんちゃってモデルより薄いが厚みは3mm少々はある。実際に目の前で見てみるとけっこうな厚みだ

オリジナルもMOFTの方はなんちゃってモデルより薄いが厚みは3mm少々はある。実際に目の前で見てみるとけっこうな厚みだ

底面全体を中央から持ち上げてしまうので、手前のゴム足が2個とも浮いてしまって、キーイン時に手のひらでパームレストを強く押し下げる力があるユーザーの場合、多少のアンバランス感を感じる

底面全体を中央から持ち上げてしまうので、手前のゴム足が2個とも浮いてしまって、キーイン時に手のひらでパームレストを強く押し下げる力があるユーザーの場合、多少のアンバランス感を感じる

 リトラクタブルな脚は、ややオリジナルのMOFTのほうが薄い。しかし、いずれの商品もThinkPad X390では手前側の2個のゴム足よりスタンドのほうが高く、ほんの少し手前が持ち上がってしまう。

 このため、キー入力時にパームレストを両手で強く押し込むタイプのユーザーの中には、グラつきに近い多少不安定な違和感を感じる方がいるかもしれない。MOFTのほうが本体の厚さも薄く、あと少しで安定しそうだったので、MOFTの貼り付ける位置をより手前に変更してみたが、それほど改善はされなかった。しかし、筆者も最初は気になったが今はもうほとんど忘れてしまった。

 おそらく、底面がすっきりしているMacBook系では、MOFTそのものが底面のゴム足よりはじめから高く、MOFT自身が全体を支えるベースになってしまうので、Windows系のモバイルPCより違和感は少ないのだと想像できる。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン