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目指せロードスター乗り! バイク女子・美環がMT免許に挑戦! 第1回

バイク女子がマニュアル自動車運転免許を取るために奮起!

2019年08月03日 15時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光 モデル●美環(@puritendon

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美環さんがMT免許を取りたい理由は
パパが買ってきたクルマが原因

 ところでバイク女子の美環さんが、どうして普通自動車免許(MT)を取ろうと思ったのでしょうか。それはご家族に起きた、ある事件が関係しています。

 ある日のこと。美環さんの父親が、家族の車であったプリウスを誰の相談もせずに突然売却! その代わりとして新しい車を購入したのですが、それがセダンやミニバン、ハッチバックではなく、まさかのマツダ・ロードスターだったのです。

美環家にやってきたのは、なんとロードスター!

1998年〜2005年に発売された2代目マツダ・ロードスター(NB)。ノルディックグリーンマイカのボディー色にタンレザーの内装と、同じくタン系の幌という英国系にまとめられた1台。ホイールは純正ではなく、ダンロップのアルミホイール「ディレッツァ」に換装

 この父の行動に美環さんは相当驚いたとか。「家族旅行をはじめ、思い出がいっぱい詰まった車を勝手に売って、代わりに来たのがロードスターですよ? ドアが2枚しかないのはともかくとして、シートも2つで、そもそも屋根すらなくて。家族みんなでお出かけができないじゃないですか! もう、パパ以外の家族全員で大ブーイングでしたよ」と、美環さんは当時の衝撃を熱く、興奮気味に語りました。

家族の車を勝手に売って、自分しか乗れないロードスターを買ってきたお父様にぷんぷん丸の美環さん。※画像はイメージです

 筆者は内心「さすが、コッソリと免許を取得したばかりか、バイクまで買ってしまった美環さんのお父様。血は争えないというか、親娘は似るというか」と思ったり。そこで「きっとお父様は、大きく育ったお嬢さんと2人きりの想い出をつくりたくてオープンカーを購入されたのでは?」とお父様へのフォローも兼ねて尋ねてみたのですが……。

 「それが違うんですよ! 家族の誰も助手席に乗せてくれないんです。休みの日になると、いっつも一人で彦根や新潟に行ったりしているんですよ。その度に『オレは好きなことをするんだ。オレは自由になるんだ』と、わけのわからない事を言っているんです。まぁお土産を買ってきてくれるんで、いいんですけどねっ」と、むしろ火に油を注ぐ結果に。

NB型ロードスターと美環さん

 とは言いつつも、お父様が夢中になるマツダのNB型ロードスターにバイク女子の美環さんが興味を示さないわけがありません。「パパの車を運転してみたいんです。どんな車か知りたいですし、それにオープンカーって楽しそう」と思うようになったとか。オープンカーは「日焼けする、髪の毛が乱れる」と女子受けが悪いという話をよく聞きますが、美環さんの目には、解放感とスポーツカーならではの操る楽しさに、オートバイにも通じる何か感じたのでしょう。

ブリティッシュグリーンのロードスターと美環さん。とても似合っていますね!

 ですが、美環さんは大型自動二輪の免許はあっても普通自動車免許は未取得で、ロードスターを運転することはできません。そこで、これを機に普通自動車運転免許の取得を決意したそうです。しかも現在、教習生全体の約6割、女性だけに限ると実に8割がAT限定を希望するというご時世において、なんとMTに挑戦。バイク女子、ここにあり! です。

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