●決済サービスを止めない不可解
さらに理解できなかったのが、今回7payはクレジットカードや店頭レジ、ATMからのチャージは一時的に止めるが、決済サービスの利用は止めないという判断だ。
セブン・ペイでは海外からのアクセスを止めたことで被害を食い止められると説明して「利便性を優先した」としているが、決済サービスが継続されているとなれば、多少なりとも被害が拡大する気がしてならない。
会見では被害総額が5500万円、被害に遭った人は900人というのが明らかにされた。コンビニで高額決済をするのは難しいが、「比較的高額で換金性のあるタバコが買われたようだ」(セブン・ペイ社長)という。
しかし、これも現在精査中とのことで、数字が増える恐れもあるようだ。ちなみに、7payの全ユーザー数は150万だ。
この連載の記事
-
第197回
トピックス
なぜソフトバンクやKDDIのネットワークは強いのか 「2.5GHz帯のTD-LTE」最強説 -
第196回
トピックス
F1の裏に“レノボ”あり 500TBのレースデータを高速処理 -
第195回
トピックス
格安スマホ、キャリアより「シンプルで安い」とふたたび注目 -
第194回
トピックス
中国スマホメーカー、日本への攻勢強める 格安折りたたみスマホで勝負 -
第193回
トピックス
ドコモが狙う“スマホの次“ iPhoneから「Vision」の時代へ -
第192回
トピックス
KDDI「povo」世界進出へ “黒子に徹する”新ビジネスとは -
第191回
トピックス
スマホ基地局を安くする ドコモとNECが世界展開する「オープンRAN」とは -
第190回
トピックス
KDDI対ソフトバンク “快適な5G”競争に本気出す -
第189回
トピックス
ドコモはユーザーの期待を裏切らないよう、品質改善に資金をつぎ込んでいくべきだ -
第188回
トピックス
楽天・三木谷氏、モバイルの次は“AI” アマゾンとの違い強調 -
第187回
トピックス
能登半島地震、携帯キャリア“異例”の共同会見 ライバル同士が手を取り合い、復旧活動する時代に? - この連載の一覧へ