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パナソニックの顔認証システムがデンマークのスタジアムに採用

2019年07月02日 16時30分更新

文● 阿部

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 パナソニックは7月1日、デンマーク・スーペルリーガのサッカークラブであるブレンビーIFのスタジアムに、顔認証システム「FacePRO」を導入したと発表。当国スタジアムでは初となる。

 本システムは、パナソニックのセキュリティーカメラと顔認証ソフトウェアを活用。過去に同スタジアムで迷惑行為などをした要注意人物をシステムが検知した際、スタッフにリアルタイムでメッセージを送信する。

 同スタジアムの1試合の平均来場者は約1万4000人で、要注意リストに登録されている人物は約100人にも上る。従来スタッフが目視で実施してきたプロセスを自動化することで、セキュリティー対策の向上とスタッフの負担軽減を図り、そのリソースを一般のファンの入場支援とサービス向上に充てることを目指すとしている。

 ブレンビーIFの代表取締役社長ジェスパー・ジョルゲンゾン氏は、「本システムは入場ゲートでの要注意人物リスト登録者の確認プロセスの効率を大きく改善し、対象者がスタジアムに入れないことを確保します。当クラブは、常にファンのスタジアム体験を最適にし、最高のエクスペリエンスをファンに届けるため努力しています。本システムの導入はその方向への進化の一環になると考えています。」とコメントした。

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