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MITテクノロジーレビュー

ゲーミングマウス「R.A.T4+」「R.A.T6+」「R.A.T8+」発売

倒産からの復活、それでもMadCatzは攻め続ける

2019年06月28日 11時00分更新

文● 八尋/ASCII

MadCatzが日本でも復活

 私がASCIIに入ってすぐくらいの時期で、秋葉原の店舗取材を担当しているころ、メカメカしいデザインのマウスに目を引かれることがあった。それが、MadCatzのゲーミングマウスだ。2017年の3月に破産し、その姿は市場から消えていたが、香港に拠点を置くMad Catz Globalとして見事復活を果たした。

 そして日本市場にも、MadCatzが帰ってくる。6月27日に、Mad Catz Global 日本復活の記者発表会が開催され、日本向けの新製品も発表された。

一度は失敗した。それでも攻め続ける

Mad Catz Global General ManagerのBill Lo氏が登壇

 発表会では、Mad Catz Global General ManagerのBill Lo氏が登壇。Bill氏は「私たちは、倒産という失敗から様々なことを学び、その困難を乗り越えてきました。それでも、『Dare to Lead(絶え間なくリードし続ける)』というコンセプトのもと、チーム一丸となって業界をリードするために新たな取り組みに挑戦していきます」と意気込みを語った。

Mad Catzについて

Mad Catzのビジョン。ゲーミングのビジネスを高みに引き上げたいとのこと

コンセプトは「Dare to Lead」

過去の失敗から学び、困難を乗り越えて復活したという

 Bill氏は、新たな取り組みとしてマウスに搭載するレーザー式のスイッチ「Thor Switch」、キーボードの快適さを向上させる技術「Hall Effect Switch」などを挙げた。これらの技術は、将来ゲーマーのための製品のユニークな機能として研究しており、今後発表されるマウスやキーボード、ヘッドセットなどへの搭載を見込んでいるという。

今後発売するデバイスには、ゲーマーのための最新テクノロジーを搭載する予定だという

Thor Switchを採用する予定のゲーミングマウス「R.A.T Unlimited 2」

Bluetooth、2.4GHz無線、USB接続に対応するゲーミングマウス「R.A.T Unlimited 7」。オムロン製/Mad Catz Harrowスイッチのどちらを搭載するかは、ゲーマーの意見をもとに決定するという

金属製の筐体で包まれていて重量は約2.5kgのゲーミングキーボード「S.T.R.I.K.E. 11」

パソコンやコンシューマー機でも使えるゲームパッド「CTRLR Hydrogen コントローラー」

トリプルドライバーが特徴のゲーミングヘッドセット「M Tech 3 ゲーミングヘッドセット」

4極の3.5mmコネクターを採用するゲーミングヘッドセット「F.R.E.Q. 2 ゲーミングヘッドセット」

USB接続でバーチャル7.1chに対応するゲーミングヘッドセット「F.R.E.Q 4 ゲーミングヘッドセット」

アクティブタイプのノイズキャンセリング機能を搭載する「F.R.E.Q. Unlimited ゲーミングヘッドセット 4」

「F.R.E.Q. Unlimited 2」

ゲームだけでなく音楽も存分に楽しめるという「Eclipse BTR1」

 なお、Mad Catzといえばアーケードコントローラーというイメージの人もいるかもしれないが、アケコンについては発売時期は未定だが、もちろん展開は予定しているとのことだ。

ゲーマーの意見を大切にする

品質管理システムを導入しているのに加え、Focus groupも導入

 また、ゲーマーからのフィードバックを大切にすることもアピール。同社では、製品出荷前にゲーマーやメディアなどに1度使い倒してもらって、フィードバックのもと出荷の前に改善する「Focus group」を導入しており、これを日本での実施を検討しているとのことだ。

 日本ではまず、ゲーミングマウス「R.A.T4+」「R.A.T6+」「R.A.T8+」を発売。従来の「R.A.T4」「R.A.T6」「R.A.T8」のデザインを踏襲しつつ、センサーなどのデバイスを見直して搭載したモデルとなる。

R.A.T4+

 R.A.T4+は、センサーにDPIレンジ最大7200の「PIXART PMW3390」を搭載。左右のボタンにはオムロン製の耐久2000万回のスイッチを採用している。また、9個のプログラム可能なボタンを備えており、ゲーム・アプリの専用プロファイルを制限なく作成可能で、ゲーマーの好みに合わせて自由にカスタマイズ可能だ。

 高精度エイムボタンを搭載し、センサースピードをワンボタンで瞬時に増減が可能だという。そのほか、位置調整可能なパームレストを採用しており、掴み持ち、かぶせ持ち、つまみ持ちなどのスタイルに対応する。

R.A.T6+

 R.A.T6+は、DPIレンジ最大12000の「PIXART PMW3360」を搭載。左右ボタンにはオムロン製の耐久5000万回のスイッチを採用している。プログラム可能なボタンは11個備える。高精度エイムボタンも搭載している。また、位置調整可能なパームレストのほか、ウエイトシステムにより重さの調整も可能だ。

R.A.T8+

 R.A.T8+は、DPIレンジ最大16000の「PIXART PMW3389」を搭載。R.A.T6+と同様、左右ボタンにはオムロン製の耐久5000万回のスイッチと、プログラム可能な11個のボタン、高精度エイムボタンを採用している。

パームレストは位置調整が可能

交換用パームレストも用意

 また、重さ調整可能なウエイトシステムに加え、パームレストは位置調整だけでなく付属の交換用パームレストにより、形状のカスタマイズにも対応している。そのほか、2軸調整可能な親指レストやパーツ交換可能な小指レストにより、究極のグリップ間を追求できるという。

ヨドバシカメラ全店でキャンペーン価格で販売開始

 日本での代理店は廣瀬無線電機が担当し、6月28日からヨドバシカメラ全店でキャンペーン価格で販売を開始。今後は、販売店舗を拡大していく予定とのことだ。キャンペーンは7月31日までで、R.A.T4+は7740円、R.A.T6+は9960円、R.A.T8+は1万2430円で販売する。

発表会では、今後展開予定のデバイスも展示してあった

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