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最新モデルから往年の名車まで大集結の「Porsche Sportscar Together Day 2019」

2019年06月30日 15時00分更新

文● クリハラジュン 撮影●クリハラジュン

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V10エンジンのミッドシップスーパーカー
カレラGT

高速走行時、リアスポイラーが高く上がることで安定性を獲得している。最終的に1200台強で生産終了となった

 2003年から1500台限定で生産されたV10エンジンを搭載したスーパーカー。元々はル・マン24時間のGTレーシングカーのベースモデルとして開発していたプロジェクトが方向転換して誕生した。甲高いV10サウンドはたまらないが、乗りこなすにはそれなりのスキルが必要になる。

ポルシェの歴史の中でも外せない一台
911(964) RSR 3.8

海外のカーオークションで1億3800万円の値が付けられるほど貴重かつポルシェのモータースポーツヒストリーに欠かせない1台

 カレラ 3.8RSというモデルをベースに、サーキット走行を前提とした徹底的な軽量化とボディー剛性の強化、専用スポイラー、前後オーバーフェンダー、レース専用の燃料タンクへの交換がなされたコンペティションモデル。45台しか生産されていない貴重な1台。

某漫画のヒロインが乗っていた
911(964) カレラ RS

外観は、普通のカレラと大きな違いがない。ルビーストーンレッドは911乗りでは人気高いカラーリングの1つ

 964型911ポルシェの中でも人気高いのがカレラ RS。1992年に2000台前後生産され、内220台前後が日本に正規輸入された。レースモデルのRSだけに、快適装備(エアコン・オーディオ・パワステ・パワーウィンドウ・リアシート)レス、フルバケットシートのスパルタンな1台。パワーは260馬力と控えめだが、1260kgという軽量車体のおかげで格上のスポーツカーを凌ぐ速さを秘めている。

ド迫力のワイドボディーと爽快なオープン!
911(930) スピードスター

写真右が930スピードスター。左が930ターボ

 ポルシェ伝統のオープンモデル。911の前に生産された「356」に続いて2代目がこの930 スピードスター。撮影した個体はターボルックのワイドボディのモデル。その名の通りの低くまとめられたボディラインとシート後ろのバブルバック・トノカバーが特徴だ。なお、英語のスペルは「Speedster」であって「Speedstar」ではない。

徹底した軽量化を武器に国産車の前に立ちはだかった
911(ナロー) カレラ RS 2.7

「ナナサン」というと、多くの人はホワイトボディーに赤いストライプが書かれているイメージを持っているだろう。右の「ナナサン」はベースとなった71年式911T(ナロー・ポルシェ)をベースに見た目だけでなく性能も「ナナサン」と同等に仕上げた1台

 通称「ナナサン・カレラ」。1973年に発売した911で、歴代911で初めて「カレラ」と「RS」の名を授けたスペシャリティーモデル。快適装備を残したツーリング仕様と、すべて取り外したスポーツモデル合わせて1580台が生産された。当時のライバルは、英国ロータス・ヨーロッパという軽量なミッドシップスポーツカー。このライバル関係は日本の漫画になり、より一層知名度を高めた。

伝説中の伝説!
356 Pre-A 1500Super

キュートな見た目でもレーシーさを失わないのがポルシェの魅力のひとつかもしれない

 第2次世界大戦後、ポルシェはVW(フォルクスワーゲン)の技術支援などを受けながら1950年に「356」の量産モデルが登場した。この個体は1953年製で英国向けに作られた右ハンドル仕様。主催側によると英国輸出された第1号車ではないかと言われている。

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