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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第148回

今夏コスパ最強か!? モトローラ「moto g7 plus」を使い倒す!

2019年06月30日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII編集部

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moto g7 plusとmoto g7のパフォーマンスは僅差

 moto g7シリーズの最上位モデルとは言え、3万8800円という安さのmoto g7 plus。パフォーマンスが気になる人も多いですよね? moto g7 plusのCPUはSnapdragon 636(1.8GHz/オクタコア)。メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GBという構成です。

 普段、ハイエンドのスマホを使っている筆者としては「すこぶる軽快とまでは言えないものの、日常使いで困ることはないだろう」というのが率直な感想。カメラ使用時にやや反応の鈍さを感じたり、ゲームをしている時にもたつきを感じて、待機中のアプリを終了させたりといったことはありました。

 ちなみに、moto g7はSnapdragon 632(1.8GHz/オクタコア)を搭載し、メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GB。moto g7 plusよりもCPUの性能が若干低いですが、スペック上はほとんど差がありません。そこで、moto g7 plusとmoto g7のパフォーマンスを比較するために、ベンチマークを測定してみました。

「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを3回測定した。moto g7 plusの最高スコアは117437だった。ミドルクラスとした順当なスコアだ

moto g7の最高スコアは109526だった。実際の操作感に大きな差は感じられなかったが、ベンチマークスコアも僅差だった

 結果はわずかにmoto g7 plusが上回り、とくにGPU(グラフィック処理)のスコアの差が目立ちました。しかし、実際の操作感に大きな差は感じられなかったので、価格を最重視するのであれば、moto g7を選ぶのが得策かもしれません。

モトローラ独自の使い勝手の良さも継承

moto g7シリーズは、純正のAndroidに近いユーザーインターフェースを採用しています。しかし、Google製の「Pixel 3」などとまったく同じというわけではなく、初期設定では画面の下にナビゲーションバーが表示されるなど、ユーザーの使い勝手に配慮されています。本体を持って2回降るだけでライトを点灯させたり、素早く2回ひねるように動かすだけでカメラを起動できたりする独自機能も従来モデルから引き継がれています。

初期設定のホーム画面には、多くのユーザーが慣れ親しんだナビゲーションバーが表示

ナビゲーションバーを非表示にして、Andrioid 9の純正であるジェスチャーを主体とする操作にも切り替えられる

プリセットされた「Moto」アプリで、独自機能の設定ができる

 セキュリティロックは指紋認証に加えて、顔認証にも対応。どちらもスピーディーにロックを解除できました。

 電池持ちを最重視する人に向けた、5000mAhの大容量バッテリーを搭載するmoto g7 powerがありますが、moto g7 plusとmoto g7もぞれぞれ3000mAhのバッテリーを内蔵し、ゲームや動画視聴に使う時間が長いヘヴィユーザーを除けば、1日は余裕で使い続けられるはずです。moto g7 plusは27Wの高速充電に対応していることも魅力でしょう。

 moto g7 plusとmoto g7の価格差は8680円。カメラ、急速充電、ビバレッドの輝き……。何かひとつでも惹かれるものがあれば、moto g7 plusを選んだほうが、後悔しないで済むと思いますよ。

  moto g7 plus moto g7 moto g7 power
メーカー Motorola Mobility
価格(税抜) 3万8800円 3万800円 2万5800円
ディスプレー 6.24型液晶
(19:9)
6.24型液晶
(19:9)
6.2型液晶
(19:9)
画面解像度 1080×2270ドット 1080×2270ドット 720×1570ドット
サイズ 約75.3×157
×8.27mm
約75.3×157
×7.92mm
約75.3×159.4
×9.3mm
重量 約172g 約172g 約193g
CPU Snapdragon 636 1.8GHz
(オクタコア)
Snapdragon 632 1.8GHz
(オクタコア)
Snapdragon 632 1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB 4GB 4GB
内蔵ストレージ 64GB 64GB 64GB
外部メモリー microSDXC(最大512GB)
OS Android 9
対応バンド LTE:1/2/3/4/5/7/8
/18/19/20/26/28/38/40/41
W-CDMA:1/2/5/6/8/19
4バンドGSM
LTE:1/2/3/4/5
/7/8/18/19/20
/28/38/40/41
W-CDMA:1/2/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDS
VoLTE ○(ドコモ、au、SB)
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
カメラ画素数 アウト:16メガ
+5メガ
/イン:12メガ
アウト:12メガ
+5メガ
/イン:8メガ
アウト:12メガ
/イン:8メガ
バッテリー容量 3000mAh 3000mAh 5000mAh
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋、顔)
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 Type-C
急速充電 27W対応 15W対応 15W対応
カラバリ ビバレッド、ディープインディゴ セラミックブラック、クリアホワイト セラミックブラック
発売時期 発売中

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