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KDDI、3Dマップをスマホに活用する実験で米企業とパートナーに

2019年06月25日 06時00分更新

文● 高橋佑司

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 KDDIは6月24日、高速通信5G時代のサービス提供に向け、米国のSturfee (スターフィー) と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

 衛星写真から3Dマップ生成し、スマホで位置と向き情報を得ることができるVPS技術を活用したサービスの企画・開発を、共同で推進するとのこと。

 VPSは、現実世界の3Dマップと、スマホやスマートグラスのカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む位置情報を特定する技術。

 ARと組み合わせることにより、位置情報に紐づくデジタル看板やナビゲーション、広告宣伝やエンターテインメントなど、さまざまな体験を創出することが期待されているという。

 Sturfeeは、VPSに用いる3Dモデルを衛星写真から生成できる技術を保有しており、従来のスマホやカメラで撮影された画像での3D生成と比べ、よりシームレスに街や空間全体をAR化できるという。

 今回締結した戦略的パートナーシップにおいてKDDIは、Sturfeeの技術を利用した3Dマップを作成し、スマホやスマートグラス上でナビゲーションや、EC、ゲームの実証実験に活用。

 またSturfeeが開発したVPSプラットフォームに自社のコンテンツマネジメントサーバーを組み合わせ、VPSサービス導入を検討する法人への提案や、国内利用に向けた対応をサポートするとのこと。

 6月27日に開催するKDDIの法人向けイベント「KDDI 5G SUMMIT 2019」にてSturfeeの技術展示を実施する予定。

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