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新車を買った情報2019 第20回

マツダ ロードスターRFはいつもの山坂道もあまりに楽チン

2019年06月25日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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タイトコーナーもクルージング感覚

 さて、補給を済ませて夕張側から峠へ向かうと、いきなりタイトコーナーから始まります。ステアリングを切りながらアクセルペダルに力を込めると、まずリアから先が沈み始める。おお、さすが後輪駆動だ。そんな感慨があるのみで、高速道路の巡行と同様、なんの不安もありません。

 なにしろ滑らない。純正装着のブリヂストンPOTENZA S001は、横方向のグリップが強力で、私のような素人の手ぬるい運転ではなにも起こりません。頑張ってブレーキを我慢したつもりでも、スキールのスの字も立てずにコーナーを通過してまいります。

 エンジンのトルクバンドの広さも素晴らしいもので、3速に入れたままのオートマチック状態で、峠の全行程を終えることができます。もちろんシフトとクラッチを適切に操作すればスポーツカーらしく走りますから、往路で散々楽しんで疲れたら、軽く流して帰ることもできるわけです。

 あまりに楽チンですから、ロードスターは1.5リッターで十分だというみなさんのご意見は、実にごもっともであります。イギリスでは1.5リッターのRFも売っていますから、日本向けにあってもいいんじゃないでしょうか。

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