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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第299回

Windows 10で困ったときに活躍する10の便利テク

2019年06月22日 10時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII編集部

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困ったときに活躍するWindowsテク その5
よく使う機能をウィンドウの左上にピン留めする

 エクスプローラーの上部にはさまざまな機能にアクセスできるリボンが表示されている。必要なときにタブをクリックすると現れるようになっており、設定を変更すれば常時表示しておくことも可能。しかし、ノートPCなどで表示領域を節約するために非表示にしている場合、目当ての機能にアクセスするまでに数クリック必要なことがある。表示も非表示も一長一短で面倒に感じているなら、いいテクニックがある。

 もし、頻繁に利用する機能があるなら、エクスプローラーの「クイックアクセスツールバー」にピン留めしておくと、いつでもワンクリックでアクセスできるようになるので便利だ。

リボンから利用したい機能を右クリックし、「クリックアクセスツールバーに追加」をクリックする

エクスプローラーの左上からワンアクションでアクセスできるようになった

困ったときに活躍するWindowsテク その6
クリップボードが強化されて連続コピー&ペーストができるように

 資料作りなどでコピー&ペーストを繰り返す場合、ブラウザーとWordを行ったり来たりして手間がかかる。最新のWindows 10では、クリップボード機能が強化され、履歴を残せるようになったのだ。「設定」→「システム」→「クリップボード」→「クリップボードの履歴」を「オン」にしよう。

 必要な情報を連続してコピーしたあと、ワードで貼り付ける際に履歴の一覧から選択できるようになった。コピーは従来通りのCtrlキー+Cキーでよく、貼り付ける際にWinキー+Vキーを押すとクリップボードパネルが表示される。テキストだけでなく、画像ファイルもコピーできる。

 また、設定画面の「他のデバイスとの同期」をオンにすると、コピーした履歴を他のPCでもペーストできるようになる。異なるPCに原稿の下書きやURLなどのテキストを送るときに便利だ。

必要箇所を連続コピーする

Winキー+Vキーで履歴を表示し、自由に選んで貼り付けられる

困ったときに活躍するWindowsテク その7
キーボードやマウスがいきなり使えなくなった時は

 ハードウェアの故障やシステムの不具合でキーボードやマウスがいきなり使えなくなることがある。都合よく、他のキーボードやマウスがあればいいのだが、そうもいかないことが多いだろう。そんな時に使えるテクニックがある。

 キーボードが使えなくなったなら、タッチキーボードで代用できる。タスクトレイの「タッチキーボード」アイコンをクリックすれば、ソフトウェアキーボードが開くのでタイピングできる。

 タッチキーボードアイコンがない場合は、タスクバーの右クリックメニューから「タッチキーボードボタンを表示」にチェックを入れればいい。

タスクトレイの「タッチキーボード」アイコンをクリックする

タッチキーボードアイコンがないなら、「タッチキーボードボタンを表示」にチェック

 マウスが動かなくなったなら、左Shift+左Alt+NumLockキーを同時に押して、「マウスキー機能」を起動する。すると、テンキーの数字キーを押すことでマウスポインターを動かせるようになる。「5」がクリックで「+」がダブルクリック、「-」が右クリックモード、「0」がドラッグ、「.」がドロップとなる。

左Shift+左Alt+NumLockキーで「マウスキー機能」を有効にする

 NumLockキーやテンキーがない場合は、ショートカットキーを活用しよう。Tabキーで切り替え、矢印キーで移動、Enterで決定するのが基本。複数選択はCtrlキー、範囲選択はShiftキーを利用する。Alt+Tabキーでウィンドウの切り替えができ、Win+Dキーでウィンドウすべてを最小化する。

 この最小化した状態で、Altキー+F4キーを押すとダイアログが現れ、シャットダウンや再起動が可能になる。

ダイアログのボタンはTabキーで移動、プルダウンメニューは上下キーで変更できる

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