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おすすめ4Kコンテンツを高画質・高コスパで見る方法教えます 第3回

パソコンで手軽にBD UHDを楽める「VX3211-4K-MHD-7」

4万円台前半で4K HDR対応ディスプレーの実力が凄い

2019年06月24日 11時00分更新

文● 鳥居一豊 編集●アスキー編集部

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© GIRLS und PANZER Finale Projekt

パソコンで4K HDRを楽しむなら4Kテレビ!?

 今やパソコンの世界にも4K HDRの波が押し寄せている。4K解像度はゲームや映像制作向けに進んできたが、2018年にはWindows 10がHDRをサポートし、4K HDR対応ディスプレーのための業界規格「DISPLAY HDR」も作られるなど、4KやHDR環境の整備が進んだ。これに伴い、パソコン向けの4Kディスプレーが続々と登場している。だが、DISPLAY HDR規格はプロユースも見据えたもので、その実力は高いのだが、高価なものが多い。

 4Kテレビの価格がこなれてきたこともあり、4K HDRであることを優先するならば40V型クラスの4Kテレビをパソコン用ディスプレーの代用とするほうが製品によっては安価なくらいだ。そんな状況のなかでぜひとも注目して欲しいのが、ViewSonicの4K HDR対応ディスプレー「VX3211-4K-MHD-7」。実売価格はおよそ4万3000円ほどで、4K HDR対応ディスプレーとしてはかなり安価だ。

VX3211-4K-MHD-7の外観。細いベゼルとシンプルな造形のスタンドで構成されたデザインはすっきりとした印象。省スペース性にも優れる

 サイズは31.5型でアスペクト比は16:9。解像度は3840×2160だ。液晶パネルはVA型でパネルのコントラスト比は3000:1。ダイナミックコントラストでは8000万:1になるという。

 実用上の性能としては十分で、ゲームや4Kコンテンツ視聴のようなパーソナルな用途ならばまったく不足はない。4Kテレビは最小でも40V型のため、デスクトップに置くには少々大きい。より手頃なサイズである30インチクラスでコスパの高い4K HDRディスプレーを求める人には最適と思えるモデルだ。

必要な機能を一通り備え、実用性は不満なし! 4万円台前半で高コスパ

 では、VX3211-4K-MHD-7をじっくりと見ていこう。外観は細いベゼルのすっきりとしたデザインで、省スペース性も十分。スタンドにはチルト/スイーベル機構も備わっており、最適な角度に調整が可能。接続端子は、HDMI2.0端子が2系統とDisplayPort1.2が1系統。2つの入力映像を同時表示できるPinP機能も備えている。背面の両サイドにはステレオスピーカーが内蔵されている。

 ゲームユースの機能としては、AMD FreeSyncに対応し、最大60Hzのスムーズな描画が可能。眼のストレス軽減を目的としたフリッカーフリー技術とブルーライトフィルターも盛り込まれている。

 HDRについては、HDR10方式に対応しており、UHD BDや動画配信サービスの4K HDRコンテンツの表示が可能。パソコン用ディスプレーとしては、実用上不満のない装備といえるだろう。

背面もすっきりとしたデザインで、接続端子部は下部に集中させて配線が目立ちにくくしている

接続端子部。HDMI2.0端子が2系統と、DisplayPort1.2端子が1系統ある。このほかにステレオ音声出力(3.5mm)ステレオミニが1系統

ディスプレーの右側裏面にあるのが操作ボタン。ボタン数が多めかつ形状が同じなので、操作は少々やりにくかった

裏面の左側にはヘッドセットなどを掛けておくための突起がある。右の写真は実際にヘッドフォンを掛けてみたところ

 VX3211-4K-MHD-7の31.5型のサイズはパソコン用ディスプレーとしては手頃な大きさで、手前にキーボードを置いて使う距離で見るなら大画面感もそれなりにある。大きすぎて邪魔になることもなく、手軽に使えると感じた。スピーカー内蔵を含めて、機能や装備は十分で、一般的なパソコン用ディスプレーとしての実用性には不満はない。

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