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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第128回

格安SIMに合うSIMフリー機の選び方は? 600番台のスナドラと4GB RAMがカギ

2019年06月16日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII編集部

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注目はやはりおサイフケータイにも対応した「Pixel 3a」
SIMフリー版の単体購入も悪くない

 これらの機種のなかでは最高値クラスになるPixel 3aは評判も上々。なんといってもグーグルのPixelシリーズであり、本格的な防水以外はほぼ全部入りで価格は約5万円。今後も最新のAndroidが利用できるはずで、グーグルが提供する新機能を早い時期から楽しめそう。

Pixel 3a XLとPixel 3a。Pixel 3aは5万円弱の価格で、高性能なカメラを搭載し、おサイフケータイにも対応している

 Pixel 3はドコモ、ソフトバンクからも販売されるが(Pixel 3aはソフトバンクのみ)、グーグルから直販でSIMフリー版を単体購入することもできる。これまでのように大きな購入補助が付くこともないので、格安SIMとの組み合わせで使うつもりなら、SIMフリー版がトータルでも得な可能性が高い。

 また、分離プラン前の駆け込みで安く売られたものが中古市場に出回ってることもある。SIMロック解除前のモノもあるが、ソフトバンク版ならソフトバンク回線の格安SIMで使える。ドコモ版では支払いが終わってる個体なら、時期が来れば自分でSIMロック解除もできる。販売店保証の充実した未使用中古品も多く出回っているので、少しでも安く購入したいなら中古を考えてもよいだろう。

カメラ機能を重視するなら選択は慎重に

 Pixel 3a以外でも、ここに挙げた機種なら、おそらくどれを買っても大きな不満はないはずだ。とはいえ、差別点となりそうなのはカメラ性能。最新iPhoneをはじめ高額の機種ではカメラ性能がハッキリ優れており、特に夜間の撮影の性能は驚くほど高い。

 カメラ性能を重視するなら、やはり価格だけで選ぶのは避けたい。昼間の撮影や料理の撮影ではまた違った性能が求められるので、作例や機能などを参考にして自分に合ったカメラ性能の機種を選んでほしい。

 しかし、逆にカメラ性能なんて気にしない。メモ程度に撮れればいいというのであれば、最近の機種を選んでおけばまず問題にならない。ここに挙げた機種のなかでも2万円台で買えるASUS「ZenFone Max (M2)」や、モトローラ「moto g7 power」でも困ることはなく、当面サクサクに動くスマートフォンを手にすることができるはずだ。

 また、これよりも安価な機種もあるが、店頭で確認して問題ない動作だからといって買うのは慎重になったほうがいいだろう。実際、自分用に必要なアプリなどを入れた状態と店頭展示の状態ではパフォーマンスに差があり、購入後に自分用にセットアップしたら期待ほどの使い勝手にならないということもある。

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