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Core i9-9900KのOC状態を巨大な360mmラジエーターが強力に冷やす!

Core i9全コア5GHz動作をひと足先に「G-Master Hydro Z390 Extreme OC」が実現!

2019年06月11日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集● ジサトラカクッチ

提供: サイコム

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 PC関連に興味がある人なら誰もが注目している「COMPUTEX TAIPEI」。今年も5月28日から6月1日までの期間で開催され、数多くの新製品が発表されていた。中でも自作PC好きにとって気になる存在となっていたのが、全コア5GHz動作が可能という「Core i9-9900KS」の存在だ。

インテル「Core i9-9900KS」を発表、全コア5GHz動作の特別仕様

ターボブースト時に全コア5GHz動作するという「Core i9-9900KS」らしきパッケージを、インテルの上級副社長Gregory Bryant氏が披露した。

 現在、LGA1511を採用するコンシューマー向けのインテルCPUでの最高位は「Core i9-9900K」。このCPUはベースクロックが3.6GHz、ターボブースト時の最大が5GHzという製品だ。この数値だけ見るとCore i9-9900KSとの違いがないように思えてしまうが、この最大5GHzというのはあくまで限れらた少数のコア数を使う場合だけ。全コア使うような負荷の高い用途では、4.7GHzとなる。

 これに対しCore i9-9900KSは、全コア利用時でも5GHz動作できるというのだから、注目されて当然だ。ただし、発表こそされたもののTDPを含めCPUの詳細情報がまだ出ておらず、未知の製品となっている。また、いくら気になるといっても発売は年末となるため、手に入れられないというジレンマがある。

 では、本当に年末まで待たなければならないかといえば、実は、ひと足先に全コア5GHzのPCを手に入れる方法がある。それがCore i9-9900Kをオーバークロックしたモデルだ。もちろん、単純に設定を変えるだけで5GHz動作となるものの、安定して動作するかどうかはCPUクーラーを始めとするPCの構成次第。自作PC好きなら試行錯誤が楽しめると思うが、純粋に5GHz動作のPCが欲しいという人にとっては、この手間はかけたくない。

 そこでオススメとなるのが、最初から全コア5GHz動作へオーバークロックされているサイコムのBTOパソコン、「G-Master Hydro Z390 Extreme OC」だ。

ガラスパネル採用で、スタイリッシュな外観となる「G-Master Hydro Z390 Extreme OC」。すっきりとした姿からは想像できないが、全コア5GHz動作が可能なPCだ。

Extremeシリーズは、サイコム×ASCII.jpコラボから誕生したこだわりの逸品

 「G-Master Hydro Z390 Extreme OC」の特長は、水冷クーラーを積極的に取り入れているところにある。とくにCPUの冷却性能には力を入れており、なんと、360mmと巨大なラジエーターを搭載しているのだ。これはExtremeシリーズが、究極のパフォーマンスを求める人向けに開発されたラインとなることに由来する。

 実はこのExtremeシリーズ、1年半ほど前に企画されたサイコム×ASCII.jpコラボで誕生したもの。それまではBTOオプションで240mmまでのラジエーターしか選べなかったのだが、「アスキーのPC自作大好き集団、自作虎の巻こと“ジサトラ”」ボスのカクッチの提案により、特別仕様として360mmラジエーターの水冷クーラーを搭載することになったのだ。当初は限定モデルという扱いだったのだが、高性能を求めるユーザーのニーズに合致したこともあり、今では定番のシリーズとして通常ラインナップに加えられている。

サイコム山田氏(右)とジサトラカクッチ(左)の自信満々な姿が印象的な、当時の写真。手前にあるPCが、初代360mmラジエーター搭載モデルとなる「G-Master Hydro Z370-Extreme」だ。

 この360mmラジエーターが威力を発揮するのが、全コア5GHz動作のオーバークロック時。サイコム独自のチューニングにより最初から5GHz動作となっているため、購入後すぐにでも5GHzのパワーが楽しめる。もちろんBTOパソコンとなるため基本は自作PCと同じ。安定性を重視してOC設定を解除することもできるし、この逆にさらに上の性能を目指し、5GHzを超える設定へと突き詰めていくのもいいだろう。

 ちなみにオーバークロック設定はUEFIの設定から変更可能だ。「Sycom OC PC Profile」として保存されているので、この設定を「Enabled」にすれば5GHz動作、「Disabled」にすれば通常動作と簡単に切り替えられる。

「Sycom OC PC Profile」は、「OC Tweaker」メニューから切り替え可能。5GHz設定を簡単に切り替えられる。

 実際「G-Master Hydro Z390 Extreme OC」というモデルはどんなPCなのか。パーツ構成のチェックや実機を使ったテストなどを交えつつ、その実力に迫ってみよう。

G-Master Hydro Z390 Extreme OC 評価機構成
CPU Core i9-9900K(5.0GHz OC済み、8コア)
CPUクーラー Fractal Design FD-WCU-CELSIUS-S36-BK(水冷)
マザーボード ASRock Z390 Taichi(Intel Z390)
メモリー 16GB(8GB×2、Crucial Ballistix Sports LT DDR4-2666)
SSD ADATA XPG SX8200 Pro(M.2 PCIe 512GB)
グラフィックス GeForce RTX2080 8GB(Asetek 740GN水冷、Enermax UCTB12+CARDKEEPER)
PCケース Fractal Design Define S2 White TG
電源ユニット SilverStone SST-ST75F-GS V2(750W、80PLUS GOLD)
OS Windows10 Home (64bit) DSP版
直販価格 35万4020円
製品サイト G-Master Hydro Z390 Extreme OC

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