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「狼と香辛料VR」やeスポーツ大会のVR視聴などBitSummitで気になったVRコンテンツ

2019年06月02日 13時00分更新

文● ジサトラハッチ

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VRでeスポーツ大会の動画視聴を体験!

 大阪電気通信大学のブースでは、VRHMDを使ってVR空間でeスポーツ大会の動画を視聴する体験が行なえる。話を聞いてみたところ、元々VRコンテンツを制作していた人が教授として赴任して、VRで今までにないことをやろうという話になり、eスポーツ大会の動画視聴コンテンツの制作を行なったという。

 どうやらeスポーツ大会「PAC-CUP」を主宰するPACKageと縁があり、その大会の動画を編集し、VR上で視聴できるようにしたという。動画を見る限りでは、横に並ぶプレイヤーの正面にして、その上に各プレイヤーのゲームプレイの動画が重なって表示されている。各プレイヤーのプレイの様子と、その際のプレイヤー同士のやり取りを一度に見ることができるようだ。

 さらに、同大学の学生がプロスタッフの協力でさまざまなデジタルコンテンツを制作するプロジェクト「大阪電気通信大学チャンネル」の公式VTuber「花野てん」ちゃんが、ゲームのことが分からない人向けに大会の解説も行なっているという。あくまで実験的につくっているようだが、複数のプレイヤーが同時にプレイするゲームの場合は、こうした技術が活躍しそうだ。

本コンテンツはHTC VIVEのほか、VIVE Focus Plus、Oculus Questでの視聴も行なえた

 そのほか、絶賛配信中のVRミステリーアドベンチャーゲーム「東京クロノス」や、2019年夏に配信を予定するVR脱出アドベンチャーゲーム「Last Labyrinth(ラストラビリンス)」など、幅広いハードウェアに対応するVRゲームも各社のブースにて試遊できた。

株式会社MyDearestの「東京クロノス」は、絶賛配信中。対応ハードはHTC VIVE、Oculus Rift、Oculus Go、Oculus Quest、PlayStation VR。BitSummitではOculus Goでの試遊が行なわれていた

「Last Labyrinth」は、あまた株式会社が今年の夏に配信を予定するVR脱出アドベンチャーゲーム。対応ハードはHTC VIVE、Oculus Rift、Windows Mixed Reality、PlayStation VR。BitSummitではOculus Riftでの試遊が行なわれていた

プレイヤーは椅子に座った状態で身体を拘束具で固定されていて自由が効かない状態。謎の少女「カティア」に指示を出し、囚われの洋館からの脱出を図る

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