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50代勤務医がハマる「パパ活女性」観察、彼氏にも見せない裏の顔とは

文● 藤野ゆり(ダイヤモンド・オンライン

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パパ活で「女性の本性を垣間見る」ことを楽しみにしているという男性もいます
お金が絡むだけに、女性の人間性が丸裸に。エグい姿もあらわになるさまを見るのが愉快だと語る、勤務医パパに話を聞いた(写真はイメージです) Photo:PIXTA

これまでパパ活する女性たちを追ってきた本シリーズ。しかし女性の口から語られる話は、どこか現実感がないというのが正直なところだった。そこで今回は女性を援助するパパ側の本音に迫ってみたいと思う。(清談社 藤野ゆり)

女性との関係をお金で買う
パパの本音とは

 これまで本連載では、数々のパパ活女性に、パパ活を始めたきっかけやパパとの関係性について話を聞いてきた。ただ、彼女たちの話を真剣に聞けば聞くほど、そんな物分かりも金払いもいい“パパ”とやらが、本当に実在するのだろうかと思わされることもしばしばだった。女性側からの一面的な語りでは、いまいち“パパ”…男性側の立体的な人物像というものはつかみにくい。

 そんななか、幸運にもパパ活をしているという男性に話を聞く機会ができた。パパ活男性に会うのは初めてである。少し身を硬くして待ち合わせ場所に向かうと、筆者を待っていたのは、若々しく爽やかで物腰の柔らかな男性だった。

 勤務医だという佐藤さん(仮名)は、50代とは思えない若々しいルックス。優しいその口調からは、医者という肩書きが納得できる。お世辞抜きで女性に不自由するようには見えないうえに、既婚者で年頃の子どももいるという。なぜ、パパ活を始めたのだろうか。

「友人から交際クラブの話を聞いて興味を持ちました。仕事が忙しくて女性と出会う時間もないし、知り合ってもうまくいくとは限らない。身もふたもないけど、パパ活は話が早くていいんですよ。だって数時間前に初めて会った子と、数時間後には寝てることもあるわけだから」

 女性はお金が欲しい。男性はお金を払ってでも、好みの女性と楽しい時間を過ごしたい。互いの利害が一致するパパ活は、マッチングさえうまくいけば非常に合理的だと考えたという。体の関係というゴールを目指すのであれば風俗でもいいのでは?と思ったが、男性心理はそんな単純な話でもないようだ。

風俗より即物的じゃなくて
恋愛より面倒じゃない

「そりゃ最終的にセックスできるほうがいいけど、別に男だって毎回必ずしたいわけじゃないんですよ(笑)。おいしいご飯を食べながら楽しくお話したり、ただ女性とトキメキを味わいたいときだってある。ゴールに行き着くのが早いほうがいいけど、早すぎてもロマンチックじゃない。だからパパ活は、そこまでの過程にお金を払っているというのが一番的確な表現かな」

 風俗ほど即物的でもなく、恋愛ごっこも楽しめるけれど、本気の恋愛ほど面倒ではない。佐藤さんにとってパパ活はゲームの延長線上のようだ。相手女性との金額交渉も“駆け引きが面白い”という。

「パパ活の金額交渉って男女のプライドのせめぎあい。この値段でいけるかな、断られるかなって相手の心理や性格も考慮しながら関係を築く。基本的に僕は女性の希望を聞くけど、だいたい5万~7万円の幅で考えてるかな。継続することを考えると10万円は払えない。これって相場ぐらいですよね?(笑)」

 パパ活女性とは、主に交際クラブを通して出会うという佐藤さん。これまで出会った女性は10人以上。しかし必ずしもいい出会いばかりとは言えないようだ。

 交際クラブは女性の写真やプロフィールも事前に確認してオファーできるので、どんな女性かイメージしやすいうえに、在籍女性のレベルが高いことがメリットだという佐藤さん。しかし、女性のプロフィールがすべて真実とは限らない。

いきなり30万円貸せと
迫ってきたAV女優

「ある時、交際クラブでオファーを出した女性とデートすることになったんですが、いきなり1時間遅刻してきたうえに、『わたし職業OLって書いたんですけど実は、AV女優なんです』と言ってきて、もうビックリ。調べたらシリーズ作品とかにも出ているセクシー女優さんだった」

 とはいえ、そのときは楽しくご飯にカラオケにと盛り上がった。セクシー女優の彼女からラインが届いたのは、それから数日後のことだった。

「いきなり30万貸してって言ってきたんです。まだ1回しか会ったことないのに!理由を聞いたらそれがまたしらじらしくて、母親が病気で高額な治療費がかかるから家賃を2ヵ月滞納してて困ってる…って言うんです」

 当然断ったものの、そのまた2週間後、今度は『骨折して仕事ができない、家賃を滞納してる』と、また泣きつかれたと苦笑する。

「たとえばデートを重ねた結果、彼女に渡した金額が30万円になったっていうなら納得できます。僕はお金貸しをやっているわけじゃないのでと丁寧に断ったら、逆ギレされましたけどね(笑)」

お金の交渉で人間性があらわに
パパ活は人の本性を垣間見れる

『お金を貸してくれ』と懇願してくる女性は少なくない、と佐藤さんは言う。非常識な要求や高値で交渉しようとするパパ活女性にうんざりしながらも、パパを続ける理由とはいったいどこにあるのだろうか。

「僕は心理学も勉強してきたので、女性の心理についてもそれなりに知見があるつもりでした。でもパパ活を始めて、女性の良い部分もイヤな部分も改めて丸ごと理解できるようになった。お金が絡むと人間性が丸裸になる。それがイヤでもあり、面白い部分でもある。だってお金に困っても、彼氏に金貸してとは言わないわけじゃないですか。そういう意味で、人の本性や本質的な部分があらわになるのが愉快なんです」

 いくらでデートして、いくらで寝るか…。彼氏にも見せない裏の顔を、パパ側は見ることができる。女性のプライドと駆け引きのせめぎ合いを佐藤さんは静かに眺め、楽しんでいた。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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