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パパ活で美女を抱きまくった揚げ句「女をかわいいと思えなくなった」男の寂寞

2019年05月12日 06時00分更新

文● 藤野ゆり(ダイヤモンド・オンライン

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美女を抱きまくったあげく、男性が得たものとは...?
幾多の美女を抱いてきた結果、男性が得たのは「ときめきを失った心」でした(写真はイメージです) Photo:PIXTA

パパ活女性たちを追ってきた本シリーズ。今回は、ちょいワル風ルックスと潤沢なお金を武器に、「美女を抱きまくってきた」と語る“パパ”に取材した。多くの男性がうらやむような話だと思いきや、「パパ活を始めてから女性のことをかわいいと思えなくなった」と語る男性の苦悩とは…。(清談社 藤野ゆり)

ジローラモ風55歳が
パパ活を始めたわけ

 パパ活女性の目的は、極端にいえば1つしかない。「お金が欲しい」、それだけだ。一方で、男性側の目的も非常にわかりやすい。「好みの女性と出会い、恋人のような時間を過ごしたい」だろう。

 タカシさん(仮名/55歳)も、そんな目的を持ってパパ活に踏み切った1人だ。会社経営をしているというタカシさんは、ジローラモ風のちょいワルなルックスがお世辞抜きでモテそうだ。パパ活を始めたきっかけについて尋ねると、「ハイレベルな女性と出会いたかった」と語りはじめた。

「街中で、とんでもない美女とおじさんという不釣り合いな組み合わせのカップルを見るたびに、なんで!?と疑問で仕方なかった。正直、腹が立っていたんです。交際クラブという存在を知って、合点がいきました」

 タカシさんが交際クラブ『ユニバースクラブ』に登録した2年半前、まだパパ活という言葉は一般的ではなかった。美しい女性、若い女性と疑似恋愛を楽しみたい。いつの時代も多くの男性の夢であり欲望であることは理解できる。しかし、傍目にはモテそうなルックスの男性でも、年齢を重ねれば女性との出会いはどうしても少なくなってしまう。

「クラブに登録して初めのうちは感動しました。きれいでスタイルも良く、魅力的な女性と本当にデートできるんだ、抱けるんだと。まあ、お金さえ払えば、ですけどね(笑)」

 そう言って自嘲気味に笑うが、その言葉に卑屈さは感じられなかった。誰もが振り返るような美女と大人の関係を持つ。そのことで少なからず自分に自信を持てるようになった一面もあり、時には女性側が真剣になってしまうこともあったという。

割り切った関係とはいえ…
女性の本性にドン引きすることも

「何度もデートしたり、一緒に旅行に行ったりするうちに相手の女性から、もうお金はいらないから本気で親に紹介したいと言われたんです。でも僕としては、あくまで一線を引いておきたい。無料ならラッキーじゃんと友人には言われましたが、お金を払うということが疑似恋愛のよりどころでもあるんです」

 妻子あるタカシさんだが現在、妻とは別居7年目。恋愛ゲームは楽しみたいが、もう本気の恋愛をするような体力はない。お金を介しているからこそ、パパ活はケジメをつけやすい“ちょうどいい関係”なのだという。

 あくまでお金の関係と割り切っているとはいえ、タカシさん自身が女性の本性にドン引きしてしまったこともある。

「交際クラブで出会って、長期で関係を持っていた26歳の女性がいました。でも、ある日いきなり『関係を終わりにしたい。わたし来月結婚式なの』って笑うんです。週1で会っていたし、信頼してなんでも話していたと思っていたけど、彼氏がいる事も気づけなかった。そのときはさすがに女って怖いな…と思いましたね(笑)」

 社長秘書だったというその女性は、予約のエキスパートでもあった。高級レストランや懐石料理の店など、自分の行きたい店をいつも勝手に予約しては連れて行かれたという。

「酒癖の悪い女の子に『土下座しろよ』とか『金も出せないくせに』と暴言吐かれたこともあった」と苦笑するタカシさん。女性のがめつさやしたたかさに直面するのもパパ活ならではの体験だ。タカシさんは、ご飯デートは1万円、セックス込みの大人の付き合いならば3万~7万円と価格を決めている。

「固定契約の女性には、月初めに15万円渡しています。ただ、できるかぎり固定にはしたくないんですよね。そのほうが互いにラクではあるんだけど、固定にすると途端に女性はずるくなっちゃうから(笑)。いきなり、会う回数を減らしたりね」

現在進行形の女性は8人!
「本気になれる女性はいない」

 タカシさんの初回デートプランは決まっていて、必ず品川の水族館デートへ。その後に、少しリッチなご飯を食べるという。

「初回は大人の関係もナシと決めています。水族館デートで喜ばなかった子はいない。たとえ表面上だけでも(笑)。東京タワーとかデートスポットにも行きますよ」

 現在、つながっている女性は8人。全員を週1でローテーションしても1週間では足りない。これまでさまざまな女性と時間を重ねたが、それでも本気になれるような女性はいなかったようだ。

「きれいだし、一緒にいて楽しい女性には大勢出会いました。でも本当の意味で夢中になれるかというと…。パパ活は、薄く浅い関係性であることは確かですね。あくまで一時的に癒やしをもらっているだけ」

 この2年、パパとしてさまざまな女性を支援した。しかし、本当の意味で心を動かされることはないのだと、どこかで諦めてもいるようだった。

幾多の美女を抱いた末に…
得たのは「ときめきを失った心」

 パパ活によって自身の価値観を崩されるのは、なにも女性だけではない。タカシさんはパパ活によって、街を歩いていても、芸能人を見ても、以前のようにときめきを感じることがなくなってしまったと語る。

「昔は街を歩いているだけでかわいい、デートしてみたいなと思う女性がいたし、テレビで芸能人を見てもかわいいな~って、普通に思ってたんです。でも今は一切、そう感じることがなくなりました。金さえ出せば、いい女も抱けるし。なんだか逆に女性がキラキラして見えなくなった」

 交際クラブに登録して以降、モデルや女優の卵、アイドルなど華やかな職業の女性と出会い、パパ活関係になることもあった。念願かなって美しい女性をたくさん抱いたはずのタカシさんだが、どこかその表情は不満そうだった。

「もうそろそろ、パパ活は辞め時かなと思っています」

 最後にタカシさんが見せてくれたパパ活道具。そのなかには、『ありがとう』という文字と共にかわいいうさぎのイラストが描かれたぽち袋があった。毎回、女性には、そのぽち袋でお金を渡しているのだという。淡いピンクで彩られた袋と引き換えに、一体タカシさんは何を得たのだろうか。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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