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Ultra HD Blu-ray視聴に最適な小型PCを自作 第1回

Ultra HD Blu-ray視聴可な小型PC自作! 1台数役こそPCの姿!

2019年05月03日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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ポイントはマザーボード選び!

 UHD BDをPCで楽しむための要件を理解したら、さっそくパーツ選びへと進む訳だが、難関のマザーボードはZ390チップセットを採用するASRock「Z390 Phantom Gaming-ITX/ac」とGIGABYTE「Z390 I AORUS PRO WIFI」が狙い目だ。

 ともにHDCP 2.2をサポートするHDMI出力端子(4K/60Hz、HDR対応)を備えているだけでなく、メーカーのショップイベントなどで、UHD BD対応を謳っている。Mini-ITXなので、拡張性は限られるが定番サウンドチップRealtek「ALC1220」による高音質オーディオや11ac無線LANなど、メインストリームクラスの機能を備えている。

 そのほか、Z270やZ370チップセットを備えたマザーボードのUHD BD対応状況は、CyberLinkのサポートページで確認できるので、確認してみよう。

電源回路とM.2スロットに、大型ヒートシンクを装備しているASRock「Z390 Phantom Gaming-ITX/ac」。実売価格は2万4000円前後

高速な外部ストレージなどを接続できるThunderbolt 3対応ポートを備えているのも特徴だ

スペックの内蔵グラフィックの項目に、HDCP 2.2の記載がしっかりある

GIGABYTE「Z390 I AORUS PRO WIFI」。M.2ヒートシンクやメタルパーツで強化されたメモリースロットなどを装備。実売価格は2万4000円前後だ

4K/60Hz、HDCP 2.2、HDRに対応するHDMI 2.0とDisplayPort 1.2ポートを備えているほか、USB3.1 Gen2サポートのType-CとAポートを各1装備する

マザーボードが決まればあとは簡単!

 UHD BD視聴マシンを構成するうえで、最も難関とも言えるマザーボードだが、決まってしまえばあとは簡単。第8世代または第9世代CoreシリーズのCPUや、お手ごろ価格になってきているNVMe M.2 SSDなどといった旬なパーツを組み合わせていけばオッケーだ。

 次回は、人気の8コアCPUをはじめ、キレイなLEDイルミネーションと冷却性能に定評のあるオールインワン水冷キットや、1TB NVMe M.2 SSDなどで構成したUHD BDマシンを紹介していこう。

※2020年9月25日追記:記事初出時、「Core i7-9700K」のステッピングはP0でしたが、第9世代CoreシリーズのステッピングがR0に変更されました。R0ステッピングではUltra HD Blu-rayが動作しない可能性がございます。ご了承ください。

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