このページの本文へ

DeToNator×サイコム共同プロデュース

欲しくなるPCケース!「G-Master Spear Z390-DeToNator Edition」誕生までの秘密

2019年04月27日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集● ジサトラカクッチ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

コラボモデルの実力は本物だ!実機で性能チェック

 今回試用したのは、「G-Master Spear Z390-DeToNator Edition」をベースに、一部スペックをアップしたカスタム品。具体的な変更点は、CPUをCore i5-9600KからCore i7-9700Kへ、メモリーを8GBから16GB(Crucial Balistix Sports LT)へ、SSDをWD Black(500GB)から同じM.2のXPG SX8200 Pro(512GB)へと変更したものだ。

 ゲーミングPCとしてはカスタマイズしないままでも問題ないのだが、ストリーミングを視野に入れているならCPU負荷が高くなるだけに、Core i7へと変更しておくと安心だ。また、メモリーも8GBでは足りなくなることが多いだけに16GB以上、予算に余裕があるなら32GBまで増量しておくといいだろう。

 SSDのXPG SX8200 ProはADATAの製品で、M.2でNVMe対応となる高速なもの。同じ500GBクラスの製品ながら、4360円ほど安くなるだけに、コスパを考えるなら変更しておきたいパーツだ。

G-Master Spear Z390-DeToNator Edition

CPU Core i7-9700K(3.6GHz、8コア)
CPUクーラー サイコムオリジナルAsetek 650LS RGBポンプ仕様 + INWIN Polaris RGBファン
マザーボード ASUS TUF Z390-PLUS GAMING(Intel Z390)
メモリー 16GB(8GB×2枚、Crucial Ballistix Sports LT DDR4-2666)
SSD ADATA XPG SX8200 Pro(M.2 PCIe SSD 512GB、ヒートスプレッダー標準装備)
グラフィックボード GeForce RTX2070 8GB(ASUS「ROG-STRIX-RTX2070-O8G-GAMING」)
PCケース InWin 101 RGB DeToNator Edition(強化ガラスサイドパネル、黒)
電源ユニット SilverStone SST-ST75F-GS V2(750W、80PLUS Gold)
OS Windows10 Home (64bit) DSP版
直販価格 25万6140円('19年4月26日現在)

 では、定番のベンチマークソフトを使って簡単に性能をチェックしてみよう。まずはCPU性能から。CGレンダリング速度からCPU性能を測る「CINEBENCH R15」と、より多くのデータを使って速度を測る「CINEBENCH R20」の両方の結果を見ていこう。

マルチスレッド処理を得意とするCGレンダリング速度からCPU性能を算出する「CINEBENCH R15」。最近のCPU性能向上に伴い、負荷がやや軽いテストとなっている
CINEBENCH R15からデータ量を増やし、より長時間テストを行うようになった「CINEBENCH R20」。スコアは同R15と同じcbという単位だが、基準が異なるため単純比較はできない

 CPUのスコアはCINEBENCH R15の結果が1478cb、CINEBENCH R20の結果が3584cb。どちらもCore i7-9700Kモデルとして妥当なもので、とくにおかしな点は見当たらなかった。CINEBENCH R20の過去データが手元にないので比較ができないが、CINEBENCH R15に関していえば、標準のCore i5-9600Kでスコアが1085cb。およそ1.36倍ほど高速という結果だ。

 ベンチ中のCPU温度を「HWiNFO」でチェックしてみたが、負荷が長くかかるCINEBENCH R20を複数回実行しても、CPUパッケージ温度の最高は79℃。高速なCore i7-9700Kでも、水冷クーラーでしっかりと冷却されているのがよくわかる。

CPUやマザーボードなどのセンサーから温度情報などを取得してくれる「HWiNFO」を使用。「CPU Package」の温度は、CINEBENCH R20実行中でも79℃までしか上昇していなかった
Asetek 650LSのRGBポンプ仕様に、InWinのRGBファンとなるPolarisを組み合わせた水冷クーラーを搭載。強力に冷やしてくれる

 続いてゲーミング性能を見てみよう。搭載されているGPUはGeForce RTX 2070で、Turingアーキテクチャを採用したNVIDIA最新シリーズのミドルクラス。最大の特長は、Tensorコアを使った軽量で高品質なアンチエイリアシングとなる「DLSS」と、RTコアを使ったリアルタイムレイトレーシングによるリアルな表現だ。

 RTXに対応したゲームは徐々に増えつつあり、こういった最新技術を使ったゲームをいち早くプレーしたいという人にとって魅力的なシリーズとなっている。

 当然だが、GeForce RTX 2070もこれらの技術をサポートしている。試しに「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(FF15ベンチ)の画質設定を開いてみると、「NVIDIA DLSS」が利用できるのが確認できるはずだ。

FF15ベンチはリアルタイムレイトレーシングには対応していないものの、DLSSには対応。RTXシリーズの機能を確かめるのにちょうどいい。

 今回はこのDLSSは使わず、標準品質、そして高品質時のスコアをチェックしてみた。なお、解像度はどちらも1920×1080ドットで、画面モードはフルスクリーンとしている。

標準品質でのスコアは12757で、評価は「非常に快適」。FF15ベンチは重ためのテストとなるが、GeForce RTX 2070とCore i7-9700Kの組みあわせなら余裕がある。
画質を高品質に上げた状態っでもスコアは9744、評価は「とても快適」と十分。画質を高くしても快適にプレーできる。

 FF15ベンチは重量級といっていいベンチマークソフトなのだが、高品質でも評価は「とても快適」となっており、多くのゲームが高画質のままフルHDの解像度で遊べるといっていいだろう。FPSのようにフレームレートをなるべく高くしておきたいものであれば若干画質を落としたほうが安定しそうだが、それでも、標準から大きく落とす必要はない。

 標準のストレージはWD Black(500GB、WDS500G3X0C)で、公称スペックでの速度はリード最大3470MB/s、ライト最大2600MB/sという非常に高速なSSDだ。これに対し、試用機に搭載されていたADATAのXPG SX8200 Pro(512GB)は価格で4360円ほど安くなるにもかかわらず、リード最大3500MB/s、ライト最大2300MB/sと性能面では引けを取らないほど速い。

 とはいえ、これはあくまで公称値だ。実際どのくらいの速度となるのか、「CrystalDiskMark」を使って測ってみた。

最大速度となるシーケンシャル性能は、リード約3467MB/s、ライト約2204MB/sと、公称値に近い値が出ていた

 結果は見ての通りでリード約3467MB/s、ライト約2204MB/sと公称値より若干低いものの、ほぼ同じレベルとなっていた。WD Blackと比較しても遜色ない結果だけに、コストパフォーマンスを重視するならストレージにXPG SX8200 Proを選ぶのはいい選択肢だといえそうだ。

 なお、1TBモデルになるとライト性能が公称値で3000MB/sまで上昇するだけに、速度を重視するのであれば1TBモデルを選ぶというのもありだ。