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業界人の《ことば》から 第341回

5年で2000人確保 日本へのコミットを加速させるセールスフォース

2019年05月06日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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いまは第4次産業革命のなかにいる

 セールスフォース・ドットコムが日本法人を設立したのは、同社創業2年目となる2000年。初の海外拠点として開設された。

 セールスフォース・ドットコムの小出伸一会長兼社長は「マーク(=マーク・ベニオフ会長兼共同CEO)が、日本をいかに愛しているか。日本がいかに重要な戦略拠点であるかということが示される出来事である。それ以来、日本の企業に対するクラウド化やデジタル化を支援。また、日本政府の新たなイニシアティブにも参加し、地方創生プログラムのひとつとして、テレワークオフィスを和歌山県白浜町に設置して、生産性向上や働き方改革のお手伝いをしてきた。

 そうした取り組みの結果、今年は日本における働きがいのある会社として、大企業部門で1位となった。社員がいきいきと働くことができる会社として、日本における働き方改革の模範になりたい」と語る。

セールスフォース・ドットコムの小出伸一会長兼社長

 一方で、小出会長兼社長は「世の中は第4次産業革命のなかにある。これは、すべてのものがつながるということであり、その先には顧客がいる。顧客の時代に変わるのが、第4次産業革命の一番大きなポイントである」とし、

 「顧客はいつでもどこでも情報が入り、企業以上に情報武装ができる。企業側は顧客の期待のその先を行く顧客体験を提供できないと生き残れない。企業は生き残りをかけて、デジタルトランスフォーメーションを加速することになる。セールスフォース・ドットコムは、デジタルトランスフォーメーションを加速するために、日本における陣容を大幅に拡大したい」と語る。

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