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不正サイトブロック、使い過ぎの管理、所在確認など

子供のスマホの安心はどれだけ確保できるか?「ESET Parental Control for Android」実地検証

2019年04月25日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ASCII

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不適切なサイトへのアクセスはどのくらいブロックできる?

 Parental Controlがどのくらいの性能なのか、実際に試していこう。まずは不適切なサイトへのアクセスを制限する「Webガード」機能から。なお設定は保護者のスマホ、もしくはPCのブラウザー上からmy.eset.comへとアクセスすることで変更できる。今回はPC上での設定画面を中心に紹介していこう。

 Webガードには「遮断」と「セーフサーチの適用」という、大きく2つの機能がある。遮断では、不適切と設定したサイトへのアクセスを完全に遮断する、もしくは、アクセスは許可するもののアクセスした情報は監視するという2つの設定が利用できる。セーフサーチの適用は、検索結果から不適切なコンテンツをブロックするというもの。検索結果にも表示させたくないという場合には、この機能が役に立つ。

 ちなみに不適切なサイトかどうかは、「Webサイトカテゴリ」という設定画面で、カテゴリーごとに適切/不適切を切り替え可能だ。12歳未満、12~17歳、18歳以上の推奨設定があるのでまずはこれを利用し、あとから子供と話し合いながらカテゴリーを開放していくというのがいいだろう。

【Webガードの基本設定】「遮断」と「セーフサーチの適用」の設定が基本。アクセスさせたくない場合は遮断でブロック、検索結果にも出したくない時は、セーフサーチでブロックする
【カテゴリー設定】どれが適切で、なにが適切でないのかは、カテゴリーごとに設定可能。ブロックしたいカテゴリーを簡単に設定できる

 では、実際にどんな風にブロックされるのかを試してみよう。まずは「遮断」でサイトへのアクセスをブロックした場合だ。不適切と設定した「アルコールとたばこ」カテゴリーとなるサイトへとアクセスしてみたところ、適切でない可能性があると表示され、サイトへのアクセスがしっかりとブロックされた。

不適切に設定していた「アルコールとたばこ」カテゴリーに分類されるサイトは、子供のスマホではこのような画面となり、しっかりとブロックされた

 ここで「保護者に確認」をタッチすると、そのサイトを閲覧して大丈夫か保護者に連絡が入る。問題がないなら個別に許可を出し、問題があるようならブロックしたままといった操作が可能だ。

 ちなみにブロックせず、監視のみにしていた場合はどうなるのかというと、アクセスしたサイトの情報がすべて「レポート」に記録される。実際どのサイトのどのページを見ていたのかまで記録されるため、危険なサイトにアクセスしていないかの確認ができる。

 また、適切なWebサイトへのアクセスもレポートに残るので、適切だと判断されていても不適切だと感じるものは、「例外処理」として不適切へと分類できる。どこまで監視してどこから許可するのかというのは子供のプライバシーの問題にもなりかねないため、一方的にのぞいて判断するよりも、子供と一緒に話し合いながらブロック、またはブロックの解除を行うのがいいだろう。

【レポートで確認】レポートとして確認できるアクセス情報は、カテゴリーだけでなく、実際のURLまで記録されている

 もうひとつの「セーフサーチ」も試してみよう。不適切なコンテンツをブロックするようにし、検索結果にも表示させないよう設定してみた。

【セーフサーチ】ストレートに「アダルトビデオ」と検索してみたところ、一致する情報は1件もないという検索結果になった。セーフサーチでブロックされているのは明白だ

 わかりやすいようストレートな単語で検索してみたが、見事にブロックされている様子が確認できた。

ゲームの遊びすぎ、アプリの使い過ぎはどう防ぐ?

 使用するアプリを制限できるのが、「アプリケーションガード」。Webガードと同じように不適切に設定したアプリの利用をブロックできる。また、「ゲーム」に分類されるアプリに関しては、トータルの利用時間を制限することができるので、利用禁止とまではいかないまでも、利用できる時間を決めておきたいアプリに関しては「ゲーム」に分類し直しておくといいだろう。

 実際にいくつか試してみよう。まずはアプリの設定から。適切、不適切、ゲームなどの分類は年齢グループの推奨設定を選ぶことで自動的に決定されるが、もちろん、アプリごとに手動で変更できる。

【アプリケーションガードの遮断設定】使わせたくないアプリは不適切に設定し、「遮断」で「不適切なアプリをブロック」機能を使うことで利用を止められる
試しに「YouTube」アプリを不適切に設定し、子供用スマホで起動しようとしたところ。Webサイトのブロックと同じように、保護者への確認が促された
【アプリの適切不適切】アプリの適切、不適切という判断はカテゴリーで自動的に分類されるほか、個別に設定を変更できる。時間制限を加えたいものは、ゲームに分類する

 どのアプリをどのくらい使っているのか、いつ使っているのかを知りたい場合は、「レポート」を確認しよう。Webガードの時と同じように、レポートに「アプリケーションガード」という項目があるので、そこで「最も使用したアプリケーション」を開くとすぐに確認できる。

【最も使用したアプリケーションの確認】「最も使用したアプリケーション」を開くと、アプリの利用時間がひと目で確認できる。どんなアプリを使っているのかも確認可能だ

 ずっとゲームばかりしないよう利用時間を制限したいというなら、「ゲームの時間制限」設定を使うといいだろう。これはゲームカテゴリーに分類されたアプリが使える累計時間を設定できるもので、学校がある日とない日とで個別に時間を設定できるほか、曜日や時間による規制もできるという機能だ。

 あまり細かくルールを作ると保護者も子供も不満を覚えるだけになるので、ゆるく時間だけで制限するのがおすすめだ。なお、制限時間が来ると容赦なくゲームが中断されるので、そのあたりは柔軟に対応したい。例えば1日2時間が基本だけど、30分単位で2回までは延長を認める、といったような方法だ。どういったルールで運用するかは、子供としっかり話し合っておきたい。

【ゲームの時間制限】「ゲームの時間制限」では、利用時間だけでなく曜日や時間帯での制限も可能。ただし、細かくルールを作ると設定や変更だけでも大変なので、なるべくシンプルにするのがオススメ
子供のスマホでは、楽しく遊んでいるうちに制限時間が来ると突然画面が切り替わりゲームができなくなる。キリがいいところまで時間を延長してあげることも可能だ

 利用時間の延長は「保護者に確認」をタッチすることで申請できるほか、「時間の追加」を使えばその場で延長できる。後者の場合はPIN入力が必要となるので、子供が自分で勝手に延長することはできない。

【時間延長の手順】子供のスマホを使い、その場で延長する場合はPIN入力の後、追加する時間を入力。この延長はあくまで一時的なものなので、元の設定時間が変わってしまうことはない
子供のスマホで「保護者に確認」をタッチした場合、メールで親に申請が届く。このメールから利用時間を延長できるほか、どういった使い方をしているのか、my.eset.comで確認してから判断するといった操作も可能だ