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Windows情報局ななふぉ出張所 第148回

大阪・茨木市に最新FCがオープン:

アマゾン「ロボット倉庫」人間に残された仕事は?

2019年04月09日 16時00分更新

文● 山口健太

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■ロボットとソフトウェアを補完するのは人間の仕事

 アマゾンの物流拠点での仕事といえば、とにかく広い倉庫内を歩き回る必要があり、なにかと「キツい」イメージがありました。

 しかしAmazon Roboticsの導入により、人間が定位置で作業できるようになった川崎FCや茨木FCでは、その負荷は大きく軽減されている印象です。

商品棚はすべてロボットが動かし、人間が近づくことは禁止されている

 こうなると、棚入れや棚出しを含めて機械化できないか疑問に思うところですが、商品が多岐に渡るためロボットアームの実用化はまだ難しく、人間のほうが効率的に作業ができるようです。

アマゾンの倉庫に入荷する商品は大小さまざまだ

 全体を通して感じたのは、目に見えないソフトウェアの存在感です。倉庫内を動き回るロボットや商品棚のハードウェアは、よく研究されたものとはいえ、その仕組み自体はシンプルに見えます。

 より重要なのは、多数のロボットをお互いにぶつかることなく動かし、必要に応じて行列を作らせるなど、高度な制御を実現するソフトウェアといえます。

 また、最先端のロボットやソフトウェアを補完する人間の仕事にも注目です。今後はAIの普及により、人間の仕事は取って代わられるとの予測が広がっています。しかしロボットが苦手とする仕事や、ロボットとAIの間をつなぐ仕事は、まだまだ人間に残されているというわけです。

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