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石川温のPCスマホニュース解説第36回

すでにキャッシュレスでは先行している:

au PAYが後発でも強い理由

2019年04月08日 09時00分更新

文● 石川温

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●店舗に説明しやすい

 ユーザーが決済サービスを利用する際、キャンペーン以外にも気になるのが「どこで使えるか」という点だ。どんなに魅力的なキャンペーンがあっても、使える店舗がなければ意味がない。

 その点、auの決済サービスは物理カードを提供していることもあり、クレジットカードが使える場所で決済できる。また、Apple Payにも対応しているため、QUICPayが使える場所でも支払い可能だ。

 QRコード決済に関しては、楽天ペイ、メルペイ、さらには食べログと連携し、使える店舗を拡大中だ。

 店舗側からすれば、数多くある「なんちゃらPay」のうち、au PAYに対応するメリットはどんなところにあるのだろうか。

 「すでに(auの決済サービスは物理カードやApple Payで)月間で何百万人もが使っている。現在進行系で利用しているユーザーが多数おり、今回のQRコード決済は、その出口が追加されるイメージになる。キャンペーンのような賑やかしもあるが、それよりも、これまでの実勢を示したほうが、店舗側にはわかりやすいのではないか」(中井氏)

 つまり、店舗側からすれば、au PAYに対応することで「すでに決済サービスを使っているauユーザーが来店する」というメリットが期待できる。しかも「これから」ではなく「すでに使っているユーザーが月に数百万人いる」という実績がものを言うというわけだ。

 まさにKDDIはQRコード決済では「後発」であるが、キャッシュレスの世界では、着実に他社よりも先を走っていると言えそうだ。


筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

※お詫びと訂正:初出時、中井武志氏の肩書を副部長としていましたが副本部長の誤りでした。お詫びするとともに訂正します。(4月9日15時30分)

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