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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析第34回

鍵はデジタルトランスフォーメーション:

アップル定額配信ラッシュ ねらいは?

2019年03月28日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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 アップルの3月25日開催のイベント「It's Show Time」は、冒頭、Tim Cook CEOが述べたとおり「異例」のイベントとなりました。

 アップルのイベントと言えば新製品を心待ちにしている人も多いと思いますが、今回は完全にサービス部門にフォーカスし、サブスクリプションサービス4つ、そのうちテレビの視聴環境を整えるアプリ1つ、ペイメント1つが披露されました。

 サービス部門はアップルの次の成長の源泉と期待されているカテゴリで、2016年から2020年までの4年間に、売り上げ規模を2倍の年間500億ドルへと押し上げる目標を掲げています。

 この目標は、目標の時期よりも早く達成する可能性も指摘されています。というのも、直近2019年第1四半期(2018年10~12月)のサービス部門の売上高は100億ドルを突破し、引き続き20%弱の高成長を維持しています。

 このペースを続けると、次の四半期には120億ドルを超える売上高を達成し、維持していけば年間500億ドルのペースに達するのです。

 iPhoneを中心としたiOSのユーザーベースは10億に達しており、サービス部門のオーガニックな成長を実現してきました。しかしiPhoneの売上高にブレーキがかかったことで、既存のiPhoneユーザーからのサービス部門での支出を促すサービスの拡充を行うべきタイミングにさしかかっている、と見ることができます。

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