このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

「HP ENVY 15 x360(AMD)」5モード変形でAMD Ryzen 5搭載の高性能15.6型2in1 PC

2019年04月02日 11時00分更新

文● 山口優 編集●村野晃一

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

第2世代のRyzenプロセッサーを搭載

 「HP ENVY 15 x360(AMD)」のプロセッサーやメモリー、グラフィックス、ストレージの構成は次の通りになっている。

HP ENVY 15 x360(AMD)」スタンダードモデル
CPU AMD Ryzen 5 2500U(2.0GHz/最大3.60GHz)
メモリー 8/16GB
グラフィックス Radeon Vega 8 Graphics
ストレージ 256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB HDD(SATA、7200回転)
バッテリー駆動時間 約10時間
価格 8万4800円~(税抜、本稿執筆時)

 ちなみに第8世代インテルCoreプロセッサーを採用したHP ENVY 15 x360(インテル)は価格が9万3800円~(税抜)となっており、本機はそれより1万円近く安い。AMD Ryzenの採用によってかなりリーズナブルになっているが、パフォーマンスは十分なのだろうか?

 そこで、いくつかのベンチマークを実行して性能を測ってみることにした。まず、Windows 10のシステム評価ツールを実行したところ、プロセッサが9.1、プライマリハードディスク(PCIe NVMe M.2対応SSD)が9という非常に高い結果になった。グラフィックスも8をマークしており、基本性能がかなり高いことがわかる。これを見る限り、第8世代インテルCore i5/i7とも十分渡り合えそうだ。

 CINEBENCH R15では、CPUのマルチコアが616cb、シングルコアが139cbという結果。シングルコアはインテルのCoreプロセッサーに比べると少し低めだが、マルチコアはCore i7-8650Uあたりと比べても遜色ない。

 続いてCrystalDiskMarkでストレージの性能をチェックしてみたところ、SSDはシーケンシャルリードが3265MB/秒前後になった。NVMe SSDだけあって非常に高速。また、セカンドストレージのHDDも同様にチェックしてみたところ、180MB/s前後となった。7200回転のHDDを搭載しているだけあって、ノートの内蔵HDDとしてはかなり高速な方だ。

 次に、PCの総合的な性能をチェックするためPCMARK 10を実行してみたところ、総合スコアが3596になった。スコアの詳細をみると、基本性能を示すEssentialsが7386、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが5230と高い数値になっており、Web閲覧やOffice文書の作成などには十分すぎる性能を持っていることがわかる。クリエイティブワークの性能を示すDigital Content Creationも3000を超えているので、ある程度負荷の高い作業も快適に行えるはず。

 グラフィックスは統合型ではあるものの、パフォーマンスに優れたVegaアーキテクチャーのGPUを搭載している。そのため、ライバルの第8世代Coreプロセッサーが搭載するインテル UHD グラフィックス 620よりも高めのスコアが期待できそうだ。

 そこで、まず3DMARKでチェックしてみたところ、ゲーミングノート向けのテスト「Sky Diver」で7673、ミドルレンジパソコン向けの「Cloud Gate」で11469と、インテル UHD グラフィックス 620よりもかなり高い結果になった。とくに「Sky Driver」は8割近く高いスコア、ゲーミングPC向けの「Fire Strike」では倍近いスコアになっており、負荷の高いテストほど差がついている。

3DMarkスコア
Fire Strike 2139
Sky Diver 7673
Cloud Gate 11469

 3DMarkの結果を見ると、ある程度グラフィックスに負荷のかかるゲームでもそれなりに快適にプレイできそうな印象。そこでドラゴンクエストX ベンチマークソフトも試してみた。

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト
グラフィック設定 解像度 スコア 評価
低品質 1920×1080 8580 とても快適
標準品質 1920×1080 7626 とても快適
最高品質 1920×1080 6344 快適

 結果を見てわかるように、ドラゴンクエストXくらいならフルHDの最高品質でも快適にプレイすることが可能だ。

 同様に「FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者(リベレーター) ベンチマーク」も試してみた。

FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者(リベレーター) ベンチマーク
グラフィック設定 解像度 スコア 評価
標準品質 1920×1080 3649 快適
高品質 1920×1080 2604 やや快適
最高品質 1920×1080 1847 設定変更を推奨

 比較的負荷の高いFINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者(リベレーター)でも、標準品質なら快適に楽しめることがわかった。エントリー向けのゲーミングノートPCに搭載されるようなディスクリートグラフィックスに負けない性能は持っていると言えそうだ。

CPUはAMD Ryzen 5 2500U(2.0GHz/最大3.60GHz)が採用されている
Windowsシステム評価ツールの結果
CINEBENCH R15の結果
SSDはシーケンシャルリードが3200MB/sを超え、非常に高速
HDDも2.5インチのものとしては高速で、シーケンシャルリードが180MB/sを超えていた
PCMARK 10のベンチマーク結果
GPUは統合型のRadeon Vega 8 Graphicsが搭載されている
3DMARKのベンチマーク結果。「Sky Diver」で7673というスコアだった
ドラゴンクエストX ベンチマークソフトの結果。フルHDの最高品質でも「快適」の評価だった
FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者(リベレーター)の結果。標準品質なら快適に楽しめることがわかる

バッテリー駆動時間も十分

 本製品のバッテリー駆動時間は、カタログ値で最大約10時間となっている。そこでバッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って実際にどのくらい持つのかを計測してみた。なお、電源プランは推奨設定、電源モードは「より良いバッテリー」、画面の明るさは「40%」にし、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」にチェックを入れて満充電状態からバッテリー残量7%で電源が落ちるまでの時間を計っている。

 その結果、6時間31分の駆動が可能だった。ちなみに、Core i7-8550Uを搭載するHP ENVY 15 x360(インテル)の場合、カタログ値が約11時間、BBenchでの計測結果が9時間27分だったので、バッテリーの持ちに関していえばインテルモデルの方が有利だ。ただ、本機の場合も6時間以上持つので、会議や打ち合わせくらいなら残量を気にせず使用できるはず。普段使いには十分な駆動時間と言えるだろう。

付属のACアダプター。コンパクトで持ち運びやすい

コストパフォーマンスのよさが魅力的

 AMD Ryzenプロセッサーを搭載することで高性能と高コストパフォーマンスを両立した「HP ENVY 15 x360(AMD)」。

 日本HPの直販サイトでは、本稿執筆時点でお買い得キャンペーンが実施されており、メモリー8GBの場合、通常より2万円お得な8万4800円(税抜)で購入することができる。また、キャンペーン特典としてプラス5000円で16GBメモリーにアップグレードすることが可能。その場合でも税抜き価格が8万9800円と9万円を切り、性能や上質なデザインを考えると非常にリーズナブルだ。洗練されたデザインのノートを探している人は、この機会に購入を検討してみてはいかがだろうか。

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ