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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第172回

渡したときのインパクト大な点字名刺を作りました

2019年03月30日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

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会社名と名前、電話番号を入れられます

 ココロスキップで名刺に刻印できるのは会社名・組織名、名前、電話番号の3つ。ワタシはフリーランスで組織に属していないので、ご相談して会社名の代わりにメールアドレスを刻印していただいたのですが、本来はメアドの刻印は対応していません。

上から名前、電話番号、メールアドレスが点字で記されています

 メアドの刻印をお断りしている理由は、英数字が混在する場合、文字以外の記号をいくつも打つ必要があるため。本来のメアドよりかなり長くなってしまい、名刺に入り切らないことが多いのだそうです。実際、ワタシのメアドは短いし、英数字の混在度合いも少ないんですが、それでも2行になってしまいました。

英数字は記号を使って表記します

 点字は縦に3個の点が横に2列、合計6個の点から構成されています。ということはひとつのマスで表わすことができるのは2の6乗で64種類。しかもなにもない状態は触ったときに文字として認識できないので実際は63種類しかありません。

 点字はひらがなとカタカナの区別がないのですが、それでも50音だけで46個。「がぎぐげご」のような濁音や「きゃきゅきょ」のような拗音などは文字の前に記号を置くことで表わされ、それが5種類。それから長音と促音で2つ。これで53個となり、残りの10個も句読点や疑問符、カッコなどの記号で使い切ってしまいます。これでは数字やアルファベットは表記できないですよね。

 それじゃどうしているのかというと、ここで出てくるのが記号です。この先は数字です、ここからはアルファベットの小文字です、大文字ですという記号を使うことで、「あいうえお」が「12345」になったり「abcde」や「ABCDE」になるのです。パソコンの日本語キーボードをかな入力で使うときに、かなキーや英数キー、シフトロックキーを使うような感じですかね。

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