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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第503回

業界に多大な影響を与えた現存メーカー サーバー事業が現役のIBM

2019年03月25日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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 前回はZシリーズの系列を解説したので、今週はPOWERシリーズの系列を解説しよう。といっても、POWERシリーズはこれまでもいくつか説明している。

POWER8プロセッサー

 そもそもPOWERプロセッサーが生まれるまでの経緯(ROMPからPOWER1への移行)は連載494回で触れているほか、そのPOWER1→POWER2への変遷は連載289回のASCI Blueで、POWER3は連載290回のASCI Whiteで、POWER4→POWER5は連載293回のASC Purpleでそれぞれ説明している。

 簡単にまとめれば、以下の変遷を辿っている。

POWERプロセッサーの変遷
POWER1 POWERアーキテクチャ元祖
POWER2 スーパースカラー搭載、ワンチップ化
POWER3 Out-of-Order搭載、実行ユニット強化、SMP対応
POWER4 スーパーパイプライン化による高速動作、MCMによる8P構成
POWER5 SMT搭載

スーパーパイプラインで高速化した
POWER4とPOWER5

 そのPOWER4/POWER5のパイプライン構造は下の画像のような構成である。POWER4は2命令同時解釈、4命令同時発行で、POWER 5はこれが2命令同時解釈、8命令同時発行に強化されてはいるが、パイプライン段数は整数演算14段、FPU演算17段で、これはPOWER5にも継承された。

上がPOWER4、下がPOWER5である。パイプラインの段数そのものは変わらないが、SMTの搭載でいくつかのユニットがスレッドの数だけ増強されたほか、Dispatchが若干強化されている

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