猫をバッチリ追ってくれるので
撮影時の労力も減る!
さらに、リアルタイムトラッキングの性能を試そうと、都内の猫がいるお寺へ。何匹かいた中、1匹だけが誘いに乗ってこちらに歩いてきてくれたので連写しつつちゃんと顔にピントを合わせ続けてくれるかチェックしてみた。ピントの山がわかりやすいよう、F1.8の単焦点レンズを使ってる。
うむ。これは楽しいぞ。写真撮るときっていろんなことに気を配るじゃないですか。ピントもそうだしシャッタースピードや絞りもそうだし構図もそうだし、相手が猫だと瞬間的な変化に対応したいし、何よりカメラに集中しすぎて猫をおろそかにしちゃいけない。
カメラを構えながら猫に声をかけたり微笑み合ったり緊張させないようリラックスしたり。時には左手で猫を誘いつつ右手で撮ったりもする。
猫の顔にピントを合わせ続けてくれるとなると撮るときの負担が減る。もう確実に減る。ああ、負担がひとつ減るなあってのをけっこう実感した。
今年のソニーのテーマは、リアルタイムトラッキングAFのようで、このAFはいろんな機種に搭載されてくるはず。そして最後はアレである、「リアルタイム瞳AFの動物対応」。ソニーといえば「瞳AF」をウリにしているが、それが動物にも対応するのだ。
cp+で尋ねたところでは、α7IIIとα7RIIIは4月に、α6400は7月に動物瞳AF(もちろん猫も含む)にファームアップで対応するようなので、そうなったらもっと便利に使えそうである。該当機種のユーザーはお楽しみに、である。
もちろん、この連載でも試してみる予定。その日が楽しみですな。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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