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引き続きAzureでREHLやOpenShiftの共同サポートを提供

レッドハット、MSとのパートナーシップを少なくとも2024年まで継続

2019年03月18日 13時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 レッドハットは、Microsoft Azure上でのRed Hat Enterprise Linux(RHEL)やRed Hat OpenShiftの共同サポートを柱としたマイクロソフトとのパートナーシップを、少なくとも2024年まで継続することを2019年3月13日付の公式ブログで明らかにした。IBMによるレッドハット買収後、レッドハットと他クラウドベンダーとのパートナーシップの動向が注目されていた。

 レッドハットとマイクロソフトは2015年11月に、Azure上でのRHELのネイティブサポートや、Azureとオンプレミス環境で稼働するRed Hat製品の共同サポート、OpenShiftでの.NET環境サポートを含む包括的なグローバルパートナーシップを発表。その後、REHLやOpenShift上でのSQL Serverのネイティブサポート、Azure Stack上でのRed Hat製品のサポートなど提携範囲を拡大してきた。また2018年には、AzureからフルマネージドのOpenShiftを提供する計画を発表している(関連記事)。

 2018年10月に発表されたIBMによるレッドハット買収に際して、IBM ハイブリッドクラウド 上級副社長のArvind Krishna氏は「IBMは本物の“マルチクラウドプロバイダー”であることにコミットし、Red Hatのテクノロジーを複数のクラウドで利用可能にすることを優先する」と述べていた(関連記事)。今回、レッドハットは公式ブログで、前述のマイクロソフトとのパートナーシップを少なくとも2024年まで延長すると正式に表明した。

 マイクロソフトのブログによれば、現在Azureでプライベートプレビュー中のフルマネージドOpenShift「OpenShift on Azure」は、2019年第一四半期末頃に一般提供される予定とある。OpenShift on Azureでは、Azure上に数分でOpenShiftクラスターを構築し、Azure Cosmos DBやAzure Machine LearningなどAzureサービスに接続できる。

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