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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第33回

バッテリー問題をどう解決するか:

Apple Watch睡眠トラッカーへの期待

2019年03月12日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●準備を着々と進めるアップル

 アップルが睡眠トラッキングに興味をもっていなかったわけではありません。むしろ、すでにいつでもデバイスやアプリを登場させられる環境を整えています。

 すでに皆さんが使っているiPhoneの「ヘルスケア」アプリでは、睡眠記録をつける機能が用意されています。手動で寝た時間、起きた時間を付けられるほか、時計アプリには「ベッドタイム」という機能が追加され、時間を決めて睡眠を取ることができるよう、端末の機能を制限する仕組みも取り入れてあります。

 またアップルは、フィンランドのベディット(Beddit)という企業を2017年に買収済みです。同じ名前の製品「Beddit」は、ベッドに敷く帯状のセンサーによって、睡眠とその質を計測できる仕組みです。体の動き、睡眠時の脈拍、呼吸、体温を計測するだけでなく、いびき、室温、湿度などの環境情報も記録し、睡眠の質をスコアリングしていきます。

 睡眠自体のスコアは一般化されていませんが、同じデバイスやアプリのスコアの推移も、睡眠の質の善し悪しがわかり、改善していく様子が分かりやすくなりますね。

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