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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう

Drobo自体でAmazon Web Servicesにアクセス!

Droboに「AWS CLI」を入れ、Amazon S3にデータバックアップ

2019年03月26日 11時00分更新

文● 山口優、編集 ●金子/ASCII.jp

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AWSを利用するためのツールをインストール

 次に、AWSを利用するためのツール(AWS CLI)をインストールするが、SSHでDroboのLinuxにアクセスしてインストールする必要があり、そのためにはWindowsマシンにSSHクライアントが必要となる。SSHクラアントがない場合は、フリーの定番ソフト「Tera Term」(https://ttssh2.osdn.jp)などをインストールしておこう(すでにインストール済みの人も最新版にアップデートしておこう)。ここでは同ソフトを使用して説明する。

 まず、Tera Termを起動したら「新しい接続」画面で「ホスト」にホスト名(今回の場合は「Drobo5n2」)を入力し、「サービス」に「SSH」、「SSHバージョン」に「SSH2」を選択して「OK」をクリックする。その際、セキュリティ警告が出た場合はそのまま「続行」をクリックだ。

Tera Termの「新しい接続」画面で「ホスト」にホスト名(ここでは、Drobo5n2)を入力する。「サービス」に「SSH」、「SSHバージョン」に「SSH2」が選択されているか確認し、違うものが選択されていたら変更しておこう

 続いてSSH認証画面が表示されるので、IDにAdminユーザー用のユーザー名を、パスワードもAdmin用に設定したものを入力して「OK」をクリックする。

SSH認証画面では、DroboのAdminユーザー用のユーザー名とパスワードを入力する
SSH認証されると、図のようなターミナル画面が表示される

 問題なく認証されると、ターミナル画面が表示される。ここで入力した命令は、Drobo上で実行されるのだ。コマンドプロンプトの記号「$」に続いて次のようにコマンドを入力しよう(「$」自体の入力は不要だ)。

$ python -m pip install awscli --upgrade --user

コマンドプロンプトの記号「$」に続いてAWS CLIをインストールするためのコマンドを入力する。なお「$」は画面上に表示されているので入力不要。それ以降の「python -m pip install awscli --upgrade --user」を入力すればOK

 このコマンドは、ざっくり言えば、インターネット上にある「Pythonのパッケージ管理システム」から「awscli」をダウンロードして、Droboにインストールするという意味だ。すでにインストール済みの場合は、最新版へのアップデートが行われる。

AWS CLIをインストールするためのコマンドを実行すると、図のように必要なパッケージをダウンロードしてインストールしてくれる。インストールが終わると再びコマンドプロンプト「$」が表示されるので、それまで少し待とう

 コマンドを入力してEnterキーを押すと、インターネット上からAWS CLIがダウンロードされてDrobo上のフォルダ(場所は「~/.local/bin」)にインストールされる。このままでもAWSは利用できるようになるのだが、コマンドを実行する際にそのフォルダの場所(パス)を指定しなければならず面倒なので、次のように一時的にパスの記述を省略するためのおまじないをかけておこう(これを「パスを通す」という)。

$ export PATH=~/.local/bin:$PATH

 これで、DroboでAWSを利用するための環境が整った。なお、このパスを通す方法は一時的なもので、Tera Termを終了すると設定が消えてしまう。再度Tera TermでDroboにログインした場合は、改めて上記コマンドを入力しよう。

パスを通しておくと、ログイン中はAWSの実行ファイルのパスを入力しなくても済む


 

(次ページ、「AWS CLIにアカウント情報を設定する」に続く)

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