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ブーム再燃の超小型PC「Radiant SPX2700A300A」

Ryzen G搭載超小型でゲームも遊べる! サイコム流DeskMiniを触る

2019年03月09日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集● ジサトラカクッチ

提供: サイコム

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省スペースPCで気になる温度はどこまで上昇する?負荷をかけてチェック

 メインPCで使うにも十分な基本低能があることは確認できたが、省スペースPCとなると気になるのが熱の問題だ。ベンチマークソフトを動かしていても、それほどファンの音は大きくならず、どちらかといえばかなり静かなままだったが、それだけに温度がどこまで上昇しているのかは気になるところだ。

 また、BTOオプションにあるサイコムオリジナルのSSD用ヒートシンクの効果も確認したいところ。そこで、負荷をかけたときのCPU温度と、M.2 SSDの温度をそれぞれチェックしてみた。

 まずはCPUだが、なるべく高い負荷を長時間かけたいこともあり、CINEBENCU R15の計算量を引き上げたという「Cinebench R15 Extreme Edition」を試してみることにした。これはGuru3Dが改造した非公式なものとなるが、計算量が4倍になっているため、高い負荷を長時間かけ続けられる。

 これを使った場合のCPU温度(と動作クロック)の変化を調べてみたのが、次のグラフだ。なお、温度計測には「HWiNFO」を使い、グラフ機能を使って表示したものをキャプチャーしている。

上のグラフが動作クロック、下のグラフはCPU温度を表示。見ての通り、動作クロックが極端に下がることもなく安定した動作となっていた

 負荷がかかっている間はじりじりと温度上昇を続ける右肩上がりのグラフとなっているが、その変化幅は非常に小さく、ほぼ安定していると考えられる。CPU温度の最大は84.6度。Ryzen 5 2400Gの仕様を見てみると「最大温度 95℃」となっていたこともあり、十分安全圏にある温度だといえるだろう。

 動作クロックについて見てみると、半ばくらいまではわずかに下がり続けているが、そこからはほぼフラット。極端な低下は見られず、安定して高速に動作しているというのがわかった。CPU温度は少し高めとはいえ性能に大きく影響はなく、しっかりと冷却されているというのが確認できた。

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