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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第7回

NOTE e-POWER NISMO Sは最高に楽しいエコなホットハッチ

2019年03月10日 12時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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出力25%アップ!
トルクは2リットルターボのスポーツカー並み!

 NOTE e-POWER NISMO Sに搭載するe-POWERユニットは、セレナに搭載するものと同等品。その出力はNOTE搭載に比べて馬力で25%増の100kW(136馬力)、トルクは26%増の320Nm(32.6kgm)。なんだ136馬力か、と思われそうですが、注目は32.6kgmというトルク。なんと往年のスポーツカー、シルビアに搭載されていたSR20DETの28kgmを凌ぐというから驚きです。しかも発生回転数がSR20DETの4000~4800回転に対し、e-POWERはなんと2985回転。つまり街中でその太いトルクの恩恵が受けられるというわけです。

NOTE e-POWER NISMO Sのパワーユニット

 この出力向上に合わせてドライブモードが4パターンから6パターンに変更され、「S」とECOの両モードにBレンジが追加されました。SモードのBレンジ走行は、よりメリハリのある加速感が味わえるのでワインディングで楽しめそう。ECOモードのBレンジは、雪道などで効果を発揮するそうです。

NOTE e-POWER NISMO Sのサイドビュー。サイドスカートがカッコいい!

NOTE e-POWER NISMO Sのフロントマスク。フロントグリルのNISMOのロゴ下にSがつく

NOTE e-POWER NISMO Sのリアビュー。ディフューザーがついています

 ボディーと足回りはNOTE e-POWER NISMOと同じ。しかしエクステリアは少し変わって、Sのエンブレムが付いたほか、「NOTE e-POWER NISMO」ではメーカーオプションだったLEDヘッドライトが標準装備。ちなみに値段はNOTE e-POWER NISMO(248万8320円)に対してプラス約18万3600円の267万1920円。パワーアップとLEDヘッドライトがついて、なんとなくおトクのような気がします。

 おトクといえば、e-POWERの維持費にも注目。2リットルエンジンとほぼ同等の出力をもちながら、自動車税は1.5リットルと同等。年5000円おトクということになります。また、e-POWERですから、具体的な数値は公表されておりませんが、燃費もよいハズ。

NOTE e-POWER NISMO Sの内装

NOTE e-POWER NISMO Sの運転席と助手席にはRECARO製セミバケットシートが奢られる

NOTE e-POWER NISMO Sのリアシート。表面素材はヌバックだ

NOTE e-POWER NISMO Sの収納スペース

ステアリングのよく握る部分はスエード製

 内装はレカロのセミバケットシート(オプション設定)や一部にスエードを用いたステアリング、そして赤の差し色が入ったインテリアと、スポーツカーテイスト十分。もちろん、リアシートも実用十分の広さを確保していますし、ラゲッジもサイズなりの容量をきっちりと確保。普段使いにも十分対応できます。

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