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再生医療の実用化を目指す「RINK FESTIVAL 2019」でバイオベンチャーピッチ開催

2019年03月01日 16時00分更新

文● MOVIEW 清水 編集●北島幹雄/ASCII STARTUP 撮影●平原克彦

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ノーダメージで細胞を分離回収できるマイクロ流路セルソーター

 細胞を分取できるツールであるセルソーターでは、世界シェアで完敗している国内企業。だが、次世代型はこれからが勝負となるという。オンチップバイオ・テクノロジーズのセルソーターは、従来1秒間に数百から数千の細胞を流して特定の細胞を分離していたが、時速40kmで回収するため速度が速く細胞にダメージを与えてしまっていた。

 新たに開発したセルソーターでは、マイクロ流路チップの中に細胞を流し、レーザーを当てて計測。ターゲットとする脂肪だけを回収するという。数千万、1億個の中に10個しかないような細胞であっても、細胞の固まりのまま、ダメージフリーで分離回収できるとしている。

オンチップバイオ・テクノロジーズ 代表取締役社長 小林雅之氏
マイクロ流路チップによる利点
未分化細胞であっても繰り返しソーティングが可能で不要細胞の除去が可能

既存の販売承認薬を低コスト、低リスクで新薬に

 AMD Therapeutics LLCが展開しているのは、すでに販売されている承認薬に新たな薬効を見いだしたり、形状を変えることでの新規進歩性を見いだすドラッグリポジショニングによる創薬。市場にある薬であるため安全性は担保されており、新たに特許を取ることもできる。

 低コストでできる利点のほか、承認までの期間を短くできるのが特徴。たとえば眼球に注射するような治療法をドラッグリポジショニングによって点眼での治療にすることで、高額な治療費が必要なくなり、家庭での治療も可能となるという。

AMD Therapeutics LLC 芹沢宏明氏
ドラッグリポジショニングで、低コスト、低リスク、短期間に新薬を開発
病院での治療を家庭でできる治療に置き換え、安価に提供可能

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