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ベンキュー、4K UHD HDR対応で一人暮らしの部屋に置けるプロジェクター

2019年02月27日 15時10分更新

文● 小山安博 編集● ASCII

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プロジェクターに求められているのは画質

 発表会では、同社のこれまでの経緯を説明した。ベンキューは、グローバルでは2004年からプロジェクターを取り扱いはじめ、2005年からホームプロジェクターに進出。2011から2012年にかけて、本格的に国内展開を開始した。2011年にはホームプロジェクターでもフルHD解像度に対応し始めたことで、売上が拡大してきた。

ベンキューのこれまでの製品

アジア太平洋地域の各国でシェアトップを確保

 2017年には4K解像度に対応した製品も登場。同社では2018年には4K対応のエントリーモデルを提供。矢継ぎ早に新製品を投入することで、2018年度には4Kプロジェクター市場でシェアトップを獲得した。ベンキュージャパンの菊地正志社長は、今年はさらに4Kプロジェクターを充実させる考えを示している。

ベンキュージャパンの菊地正志社長

 その新製品となるのがHT3550で「求められているのは画質。HT3550はホームシネマに求められる再現性を十分満たしたモデル。ハイエンドとエントリーの中間に位置する。ストライクゾーンど真ん中」だと菊地社長は話す。

HT3550の上面

背面

屋外で使える小型プロジェクター

 同時に、モバイルプロジェクターとして「GV1」も発表した。DLP方式を採用し、WVGAの0.2型DMDパネルを搭載する。解像度は854×480ドット、明るさは200ルーメン、コントラスト比は100000:1、表示色は1670万色、光源はLEDで光源寿命は通常で2万時間。自動台形補正、15度の角度調整機能を備えている。5W×2のスピーカーも内蔵する。

GV1

本体側面

 OSにはAndroid 7.12を搭載し、無線LAN、Bluetoothを備える。AirPlayやGoogle Castに対応するため、iOS、Android端末からワイヤレスで映像を受信して投影が可能。Windowsからの映像配信もできる。

本体背面。USB Type-A端子を備え、USBメモリーから映像再生も可能

主なスペック

15度の角度補正も搭載。最大100インチまで投影可能

リモコンを付属する

 本体サイズは幅80×奥行80×高さ155mm、708g。3000mAhのバッテリーも内蔵し、3時間の投影が可能だという。USB Type-C端子も備えているほか、キャリーケースやリモコンも付属する。ペットボトルのような縦型のデザインで安定して自立する点やBluetoothスピーカーやヘッドフォンに対応する点などから、屋外での利用や一人でも楽しめる点をアピールする。

 投影サイズは30〜100インチで、1mの距離で35インチの投影が可能。発売は3月26日から、価格はオープン価格だが、実売想定価格は4万3000円前後。

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