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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第121回

ADSLが受付終了 格安自宅回線の選択肢は他に何がある?

2019年02月23日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII編集部

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格安SIMを使って固定回線代わりのネット環境を作る方法もある

 固定回線を導入すると、ADSL以外は月間4000円程度の支払いはどうしても発生する。しかし、データ量は少なくても自宅に設置したスマートスピーカーやスマートロック向けにネット回線が必要なら、月額1000円以下で設置する方法もある。MVNOの格安SIMのデータ回線と据置型のモバイルルータを使う方法だ。

 持ち運びできるモバイルルータにACアダプターを挿しっぱなしで使ってもよいのだが、有線LANで使いたい場合や電源のオン/オフの手間を考えると、コンセントをつないでいる間だけオンになる据置型のLTE対応ルーターは便利だ。

 最も無難な選択はNECプラットフォームズ「Aterm HT100LN」。購入に1万2000円ほどかかってしまうが、たとえばIIJmioなら月間の高速データ通信量が3GBで月額974円と、データ通信専用の格安SIMは安く使える。アプリで高速通信モードの切り替えが可能な格安SIMなら、通信速度は必要ない場面では低速モードとしておくことで高速データ通信量を節約できる。

Aterm HT100LN

 同様の据え置きタイプのLTE回線対応ルータに何を使うかは、過去にも本連載で検討したことがあるが、Aterm HT100LNのほかにも、最近では極めて安価に購入できる「Speed Wi-Fi HOME L01/L01s」の中古品も注目されている。

自宅固定インターネット回線は必要

 電話もネットもすべてケータイという人は多くなっているが、今後はスマートホームやIoT機器の普及で、やっぱり自宅にもなんらかのネット回線は必要という状況はやってくるだろう。ギガ減らしにも役立つADSL回線は残り1週間を待たずに受付終了なので、今回紹介したようなADSLでオトクになるという条件の人は、今すぐ申込みをしておくべきだろう。

 それ以外の人手も、同時利用で割引のあるサービスや、固定電話の必要性の有無などをまとめておき、有利な条件で加入できる回線を選んでもらいたい。

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