「ゲームモード」の効果を
実ゲームで試してみた
テストセッションの最後は、ベンチマークで顕著な差が見られなかった「ゲームモード」を実ゲームで試してみた。テストにはロードに時間のかかる「ファイナルファンタジー XV WINDOWS EDITION」を使用。ゲームを「WDS100T3X0C」にインストールし、「ゲームモード」の有効、無効でロード時間に差が出るか試してみた。
なお、テスト時は「GeForce RTX 2070」搭載グラフィックボードを追加し、画質を最高品質に設定している。
わずかにロード時間の短縮が確認できたが、体感できる差とは言いづらいところだ。今回のテストでは大きなメリットを確認できなかった「ゲームモード」だが、同時にデメリットも見られなかったので、ゲームデータをインストールする際は、「ゲームモード」を有効にして使用するのが良いだろう。
これから買うなら第3世代の
「WD Black SN750 NVMe SSD」でキマリ
パーツショップ店頭には第2世代WD Blackのほうが若干安価に並んでいるが、これから買うならランダムライト性能が大幅に向上し、キャッシュ外の書き込み速度も若干だが高速になっている「WD Black SN750 NVMe SSD」のほうが、おすすめと言える。
また、ほかのNVMe M.2 SSDにはない特徴となる「ゲームモード」は、今回のテストでは顕著な効果を確認できなかったが、ロード時間の短縮が一応、見られたのでゲーミングPCとの相性は悪くないだろう。
ただ、ライバルとなるSamsung「970 EVO Plus」がライトパフォーマンスを大幅にアップさせつつ、価格を抑えているのが悩ましい。容量500GBは「970 EVO Plus」よりも3000円程度安価になる「WD Black SN750 NVMe SSD」が狙い目と言えるが、今回テストした容量1TBは「970 EVO Plus」(MZ-V7S1T0B/IT)のほうが、3万円アンダーと安くなっている点は、見逃せないところだ。
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