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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第599回

CP+を前に35mmフルサイズミラーレス一眼を猫と一緒におさらい

2019年02月20日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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EOS Rが人気のキヤノン

 残るはキヤノンのEOS R。先日、下位モデルのEOS RPが発表されたが、今回は間に合わなかったのでEOS Rの方を。とある都内の公園で木の枝に猫の実がなっていたのを発見。いや、もちろん実じゃなくて猫そのものなんだけど、細い枝にすっと座ったその長毛種の貫禄がたまらなかったので、枝全体がわかるアングルで下から狙ったのがこちら。

貫禄の木登り猫。ナニゲに保護色でぼーっと歩いてたら目に入らなかったかも。細くて丸い枝に器用に足を乗っけてバランスを取ってるのがさすが猫。2018年11月 キヤノン EOS R

 本体と同時に発売された24-105mm F4のレンズがなかなか使いやすくて写りもいいのである。もうひとつ、EOS Rで感心したのは「暗所でのオートフォーカス」。夜の住宅街を歩いていたら、猫の声がしたのである。目を凝らしてみると、どうやら向かい合った2匹の猫がにらみ合ってるのだ。左の猫の耳が後ろの畳まれてるのでこっちが喧嘩売ってる(というのは物騒か)ようである。

 この暗さでISO感度は12800で、すっとピントがあってさっと撮れるのに感心したのだ。

夜の住宅街でにらみ合う猫。よく見るとキジトラの方が目をそらしてるけど、こっちが唸ってたので存在に気づいたのだった。ISO感度を上げて撮影。2018年11月 キヤノン EOS R

 ボディー内の手ブレ補正はもたないが、手ブレ補正付のレンズを使う分には問題ない。

 このあとは35mmフルサイズセンサー界に初参入となるパナソニックのLUMIX S1/S1Rも控えている。もちろんミラーレス一眼は35mmフルサイズだけじゃなく、APS-Cサイズやマイクロフォーサーズも控えてるわけで、賑やかなCP+になりそうで何よりであります。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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