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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第29回

Macintosh35周年で再考される価値:

アップル新iMac登場に期待するワケ

2019年02月19日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●iPad Proの成功はMac、iPhoneにも

 アップルの2019年第1四半期決算において、ハードウェアで最も成長したカテゴリはウェアラブル・ホーム・アクセサリ部門。売上高は33.3%増でした。しかし、次いで成長を見せたのはiPadで、16.7%増と久々の二ケタ成長を遂げました。言うまでもなく、iPad Proの投入が奏功したわけです。

 2018年モデルのiPad Proは、iPhone XRと同様の液晶ながら縁なしのディスプレイを実現するLiquid Retinaを搭載し、またFace IDに対応するTrue Depthカメラも備えました。これは2017年にiPhone 7からiPhone Xへと飛躍した際と同様のインパクトになったとみています。

 2014年をピークに3年間低迷を続けていたiPadは、教育・企業向けの低価格モデルの投入と、ハイエンドモデルのiPad Proの充実によって再び成長基調に戻すことができました。

 このことは、Macにも、将来のiPhoneにも適用することができる1つの方法論になるのではないか、と思います。

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