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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第29回

Macintosh35周年で再考される価値:

アップル新iMac登場に期待するワケ

2019年02月19日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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 1984年1月のスーパーボウル中継で、アップルはMacintoshのコマーシャルを放映しました。ちょうどジョージ・オーウェルの小説のタイトルと同じ年ということもあり、これになぞらえたストーリーで、コンピュータの一極支配を打ち壊すような仕立てとなりました。

 Macintoshは初めてとなる本格的なマウスを駆使したコンピューティングを提案しており、その後アップルが指を中心とした操作へ移行するまで、あるいは今日もなお、マウスを使って画面の中のポインタを操作する方法は続いています。マウスはキーボードと並んで、コンピュータを操作する方法として残っていくことになるのでしょう。

 Mac 35周年の歴史は、決して順風満帆なものではありませんでした。スティーブ・ジョブズ氏が1985年にアップルを去ったのは有名な話ですが、世の中に衝撃を与えたMacintoshを発売した翌年の話だというのは意外なタイミングです。

 ジョブズ不在の中、MacintoshはPowerPCプロセッサへの移行や互換機戦略などを試していきました。日本でもパイオニアやアキアがMac互換機を出したことがありました。しかし1997年にジョブズが復帰し、これらの互換機戦略は撤回されています。

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