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さらに高速化した「Movidius Myriad X」を採用だ!!

エッジの"神デバイス"となるか - ディープラーニング"推論"で普及を狙う「AI CORE Xスターターキット」

2019年02月20日 11時00分更新

文● ハイサイ比嘉

提供: V-net AAEON

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基本から製品詳細まで一気に解説、「いまさら聞けない!? AIとは」イベント

 「いまさら聞けない!? AIとは」イベントでまず登壇したのは、V-net AAEONの矢崎秀夫社長。

V-net AAEON社長の矢崎秀夫氏

 V-net AAEONがASUSグループ傘下企業であることを皮切りに、ディープラーニングの基礎を解説。学習・推論の2側面がポイントとなっていることや、それぞれ特化したハードウェア・ソフトウェアに分化し始めていることを指摘していた。

V-net AAEONは、ASUSグループ企業のひとつ

ディープラーニング(深層学習)、AIなどと言ったキーワードは、バズワード扱いされることがあるものの、その歴史は意外と長く、1960年代には研究が始まっている

画像検索、製品の良否判定、医療などへの活用が普及しつつある。今後期待されている分野には、ドローンをはじめ、ロボット、介護機器、セキュリティーなどがある

ディープラーニングにおける学習と推論、またハードウェアを活用した高速化について解説が行われた

ハードウェアを活用した高速化について、NVIDA Pascalを採用し推論に特化したJetsonを紹介。V-net AAEONでは、Jetsonベースの開発キットも取り扱っているという

Intelは、V-net AAEON AI CORE X同様にIntel Movidius Myriad Xを採用する「Intel Neural Compute Stick 2」を展開中

画像分野におけるディープラーニング“推論”の応用事例としては、小売店でのスマートチェックアウト、店内ヒートマップにおける顧客フロー管理(移動軌跡)ほか、サイネージなどのプロモーションでの利用も挙げられていた

セキュリティーシステムでは、不審な荷物の検出、映像に写った人物の行動・状況検出、危険エリアの侵入検出など、さまざまな活用例を紹介

見守りシステムの応用例として、老人や若者の転落検出、プライバシー問題・行動検出などがある。介護施設・病院などで、老人・患者がひとりで歩行している際に転倒してしまった場合などの検出にも役立つという

生産現場や建設現場などでは、在庫管理とトラッキング、リサイクル選別、セキュリティー面での活用を紹介

今後展開予定の推論アクセラレーターも紹介された

なんと、深層学習用プラットフォームの計画もあり、試作を進めているとのこと

こちらは、深層学習用プラットフォームの背面インターフェースなど

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